これまで健康的な体作りのために、「運動」「食事」「睡眠」など、主に肉体面へアプローチして来ましたが、仕上げに精神面へアプローチしていきます。
結局のところ、体の質をいくら高めても、心に問題を抱えたままでは、いつまでたっても健康的な体は手に入りません。
心と体は繋がっていて表裏一体です。両輪を揃えて本当に健康な体を手にする最後の旅へ出掛けましょう。
ワガママな人間
僕はとにかく毎日快適に生きたいと思っています。苦しい思いは一切したくありません。
「人生楽あり苦あり」なんて言いますが、苦しい事は全て排除して、楽しい事だけで埋め尽くしたいと思っています。
これが僕の本心であり、目的であり、人生です。今までお伝えしてきた体作りは、その一環に過ぎません。
「ストイックですね」と言われる事がありますが、そんな事は全くなくて、僕はただただ快適に生きていたいだけなのです。
嫌な思いはしたくありません。良い思いしかしたくありません。ストイックどころか、ワガママな人間なのです。
でも、だからこそ、一般的な人よりも丈夫な体を手に入れて、毎日気分良く生きられるようになったと思います。
子育ての秘訣
僕の尊敬する先生が子育ての秘訣として、こんな事を言ってました。
「自分の気分に責任を持て」
僕に子どもはいませんが、発達障害者の支援をしているので、大変納得できます。
子育ては楽しさもある一方で、非常にストレスのかかる事だとも思いますので、自分の気分が悪い状態では対応が難しくなるはずです。
思い通りに動いてくれない子どもの言動にイライラし、判断を誤って怒鳴ってしまう事もあるでしょう。
実際そういう親をよく見かけますが、子どもは大変窮屈そうで、伸び伸びと自由に生きれなくなるように思います。
一方、自分の気分をコントロールして、常に快適な精神状態を保てていれば、無邪気な子どもに対して寛容になり、余裕を持って接する事ができます。
そうすれば、子どもも幸せを感じやすい前向きな人間に成長していけると思います。
これは子育てに限らず、人間関係全般に言える事だと思いますが、関係性を良好にする秘訣は、自分の気分を高い状態に保つ事です。
「どうすれば自分の気分が常に良くいられるか?」これを掘り下げていく事が大事なのです。
一時しのぎ自己啓発
気分に対するアプローチとして身近なものに「自己啓発」というジャンルがあると思います。
文脈によっては「スピリチュアル」と混ざったりしますが、日本でもコーチングやカウンセラーなどが本を出したりセミナーをしたりしています。
方法論として感謝の言葉を口に出したり紙に書き出してみたりするのが有名ですが、全体的に耳障りが良く、内容も簡単で取っつきやすいため、僕自身も若い頃にハマっていた時期があります。
しかし、自己啓発で上がる気分は一時的に過ぎないというのが個人的な意見です。
会場で感極まって泣くほどの気付きがあっても、1週間もすれば今までの自分に戻ります。
原因は現実を見据えていないからだと思います。非常に複雑で難しいリアルな世界を直視せず、どこかお花畑に行ってしまっているため、妄想と現実の間で振り回されてしまうのです。
それを物語るように、自己啓発やスピリチュアルに足を運ぶ人は、時折、先生を変えながら、何年も何年も同じような事を学び続けています。
大きな被害を被る事はありませんが、おそらく気分は一向に安定しないので、早くそのループから抜け出した方が良いように思っています。
気分を下げる成功哲学
自己啓発から派生したような形の「成功哲学」というジャンルもあると思います。
こちらはビジネスコンサルタントを名乗る方達がやっていて、お金を稼ぐマインドセットなるものを教えている事が多いです。
僕自身も起業当初はこういうものに浸かっていましたが、こちらは「自分がわからなくなる」という弊害を受けやすくなります。
お金を稼いで成功するために、見込客や市場にフォーカスしていく事になるので、主体が薄れていき、自分の存在に強い疑問を抱くようになるのです。
その典型が「自分のやりたいことがわからない」というものです。
この悩みは一見、会社員に多そうな気がしますが、実は起業家にも多いです。起業10年後に生き残れる人は5%程度ですが、その生き残った5%の人達はこの深刻な問題にぶつかっていたりします。
僕の周りでもビジネスは上手くいってお金は持っているけれど、それと引き換えにアイデンティティクライシスになっている人はたくさんいます。
「成功=お金を稼ぐ」という定義にしてしまった事で起こる一種の現代病みたいなものですが、この状態から一刻も早く抜け出さないと気分は下落していく一方です。
ちなみに、成功哲学で最も有名なものにスティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」という本がありますが、これを読んでも人生は好転しないと思います。
と言うのも、7つの習慣という本は「成功者に共通していたのはこの7つの習慣でした」というものであり、「この7つの習慣を実践すれば成功者になれます」という事とは無関係だからです。
両者は別々に証明する必要がありますが、ほとんどの人はこれを混同して行き詰ってしまうのです。
快適に生きる
今回、僕がご提案させて頂くものは自己啓発のように一時的ではなく、成功哲学のように存在を犠牲にするでもなく、持続的に全体的に気分を高い状態で維持するためのプログラムです。
フンワリとした言葉に言い換えると「幸福(Well being)」になる方法です。
幸福と言うと途端に怪しい言葉に聞こえてきますが、今回はその幸福論を生物学、脳科学、心理学、進化学、歴史、宗教、物理などをバックボーンにし、極めて信頼性の高い内容に仕上げているのでご安心頂けたらと思います。
プログラム名は「Live Comfortably」です。
念の為「Comfortably」は「快適に」、「Live」は「生きる」という意味です。
形式はいつも通り紙芝居型のビデオコンテンツで、構成としてはセリグマンのポジティブ心理学を採用します。
肉体面は「運動」「食事」「睡眠」に分けてお話してきましたが、精神面は「快楽」「没入」「意味・関係」「達成」というカテゴリで進めていきたいと思います。
それでは目次的なものをザっと書かせて頂きます。(順不同)
快楽
- 本当の自分を作り出すプリンシプル
- 脳の自動的な決断に介入する唯一の方法
- パーソナリティ vs アイデンティティ!自己を形成するのはどっち?
- Amazonで物を買う時に絶対にやってはいけない事
- 精神面におけるスタビリティとモビリティ
- 自ら遊びを生み出せなくなった現代人
- リバティ vs フリーダム!どちらの自由を取るべきか?
- 人の器の決まり方
- バートランドラッセルが導いた欲求から解放される唯一の方法
- お金を所有すればするほど不幸になる時代の到来
- 坂本龍馬とカントが教えてくれる幸福な服従
- 何故、愛が深まるとキスをするのか?
没入
- 充実した人生にするための「満腹なき満足」
- 深いゾーンに入る2つの条件
- 運頼みの「閃き」 vs 論理的に起こせる「飛躍」
- 中途半端と中庸は何が違うのか?
- ゾーンを脳科学の観点から解き明かす
- 炎上の研究から明らかになった人間の特性
- 二次表層を作り出せればゾーンは終わらない
- 決断の精度を高める唯一無二の方法
- デイリーミーの落とし穴
- どうすれば感情に振り回されなくなるのか?
- 旅行で成長する人 vs 読書で成長する人
- キリスト教が他の宗教を圧倒できた理由
意味・関係
- 生物学者ウィルソンが定式化した利他行動が起こるための方程式
- 恋人が別れるのはConventionが成立しなくなった時
- 神を信じる方が合理的であると言ったパスカルの真意
- 何故、愛はお金に変えられないのか?
- 資格マニアがだいたい上手くいかない理由
- 気分を高値安定させる人間関係の作り方
- 集団と個人の弁証法!狩猟採集の時代から現代までを振り返る
- 寄付をお願いする写真は子どもの数が少ない方が良いのは何故か?
- 結婚は幸せか?婚姻の歴史からわかる事
- 6000年前のメソポタミア文明と現代の日本はだいたい同じ
- 人間の脳を釘付けにさせる言葉の形式
- 人類は何故、乱婚を採用しなかったのか?
達成
- 一流の研究からわかった結果を出す人間の2つの特徴
- 脳の構造を利用して自動的に目標を達成する方法
- ナンパ上手はコミュニケーション下手
- 今生き残っている種は自作自演が上手いだけ!改めて進化とは?
- 正しくニッチを確保する方法
- 希望は絶望の後にしか生まれない!感情の研究でわかった事
- ゼネラリストもスペシャリストも生き残れない!これから求められる人間
- 成功者が持っている「痛みに鈍感な」遺伝子
- アリストテレスに学ぶ自己を開花させる方法
- ホモ・サピエンスと大英帝国が歴史の勝者になった共通点
- スポーツ科学でわかったパフォーマンスと目線の関係性
- モチベーションの解剖学!やる気は3つの要素で構成される
など、他にも色々とお話していきます。
Live Comfortably
プログラムビデオはオンラインからダウンロードする形式になります。パソコン、スマホ、タブレット、どんな端末でも閲覧可能です。
ビデオは合計8時間くらいの大ボリュームになっていますので、各章ごとに分けてお届けさせて頂きます。
参加時に「快楽」、1週間後に「没入」、2週間後に「意味・関係」、3週間後に「達成」を配布しますので、着実に学んでいって下さい。
幸福になる義務
三大幸福論で有名なアランはこのような事を言っています。
「人は(中略)自分の幸福を望まなければならないし、自分の幸福を作り出さねばならない。もっと言われて当然なのが、幸福になるのは他人に対する義務でもあることだ。」
これは非常に大切な事で、幸福も不幸も伝染します。幸福な人間は周りを快適にし、不幸な人間は周りを不快にします。
人間関係や集団構造を図表化するソシオグラムにおいても、その事は示されています。
つまり、幸福になるかどうかはその人の自由でも権利でもなく、それは半ば「義務」の様相を帯びるという事です。
これからも生きて行くのであれば、「不幸で良い」なんて言ってはいけなくて、幸福にならなければいけないのです。
僭越ながら、今回僕がそのお手伝いをさせて頂きますので、ピンと来た方はご参加頂けたらと思います。
お支払いについて
参加費は5万円です。
支払方法はクレジットカード(Paypal)と銀行振込(三菱UFJ)を用意しています。
基本的に一括のみになりますが、事情があれば個別に相談に乗るのでメールを頂けたらと思います。

