以前アップした水道水に関連する動画記事、大量の塩素が皮膚から吸収されるシャワーの危険性に少しばかし挑発的なコメントが付きました。
全文は上のページに飛ぶと見れますが、概ねこんな感じです。
「水道水って本当に危険なの?」
「浄水器無しで90歳まで生きてる人だっているよ」
「そこまで言うならデータはあるの?」
普段こういう事は余りしないのですが、今日はこのコメントにお答えしてみます。
そして、ただそれだけだとつまらないので、そこから派生して最近の僕が考えている最強の健康法をお伝えしたいと思います。
最終的に到達する内容はいつもより一段階上のレベルになるので、興味あれば読んでみて下さい。
ではまず、水道水のデータについてですが、これ位は自分で探しましょう。
「水道水 癌 データ」とかでググれば大量に出て来ると思います。
わざわざ僕が言う事では無いと思いますし、議論を煽るようなコメントをするならばせめて少しは調べてからにして下さい。
さて、つまらないお説教はこの位にしておいて、肝心の90歳以上生きる人もいるじゃないか?という部分に行きましょう。
確かに水道水を使っていて元気な人もいます。
水道水を飲んで、水道水を浴び続けて、それで長寿な人もそれなりにいると思います。
しかし、だから何なのでしょう?
例えば、ある食べ物で食中毒騒動が起こった時、食中毒になる人もいれば、ならない人もいますよね?
そこで、食中毒にならない人がいたらかと言って、あなたはその食べ物を食べますか?
僕だったら食べません。
少なくとも食中毒の原因となったであろうその食べ物は避けると思います。
ほとんどの人が同じ事をすると思いますが、水道水もその感覚と一緒です。
水道水で癌になる確率が高いと出ているのだったら、なるべく浄水して使うだけです。
「長寿者がいる=害無し」ではありません。
ヘビースモーカーで90歳まで生きる人もいます。
実際、僕の親戚にはそういう人がいます。
当たり前過ぎて言うのもはばかりますが、人には得意不得意があります。
牛乳を飲んで下痢する人もいれば、平気な人もいます。
これは乳糖を分解する酵素のラクターゼを持っているかどうかというのは有名な話です。
お酒も強い人と弱い人がいます。
以前の記事で軽く触れた事はありますが、アルコールの分解能力は遺伝子である程度の傾向が決まります。
当然、塩素やトリハロメタンに強いという方もいるでしょう。
しかし、塩素やトリハロメタンが発癌物質である事は変わりようが無い事実です。
症状が現れるかどうかは人によって違いますが、わかっている毒は避けて通るのが然るべきと思うのです。
実に当たり前の事ですよね。
大事なのは総和
さて、これに関してはもう1つ並行して考えておいて欲しい事があります。
毒物の総和についてです。
人間は1つ2つ毒物を取り込んだってそう簡単に死にはしません。
僕達の体は相当頑丈にできていますので、水道水だけならそんなに心配は無いでしょう。
しかし、現代社会は毒まみれの社会です。
水道水に限らず、添加物、農薬、薬物、高カロリー食、放射能、電磁波などなど、我々は毒に囲まれて生きています。
放ってけば毒物は体内にどんどん蓄積します。
そして、蓄積した毒物の総合力によって我々は寿命を縮めてしまう事になるのです。
水道水だけだったら耐えられたとしても、その他大勢の毒が入って来てしまえば、免疫は対応し切れません。
だったら、1つでも多くの毒を取り除くよう、水道水は浄水すればいいと思います。
社会毒なんてのはどこに隠れているかわからないし、全部を防ぐなんてできないのですから、せめて防ぎ方が明らかになっているものから手を付けていくべきです。
問題なのは摂取する毒物の総和です。
総和量をどれだけ減らせるかが鍵です。
実際、ヘビースモーカーで長寿な人というのは、他の食生活が非常に健全だったりします。
毒を1つ位飲み込んでも構いませんが、全体量に気を付けて取り組むべきなのです。
もっと大切な事
さて、ここまではある程度予想の付く話だと思いますが、今回はせっかくなので、もう1つ上の概念に入りたいと思います。
水道水をそのまま使うか?浄水して使うか?それは体に任せるべきだという事です。
小難しいデータとか論理的な説明は要りません。
体の赴くままに生きて下さい。
人間には本来、必要なものを取り込んで、要らないものを排除する力が備わっています。
例えば、カリウムなどのミネラルが不足してくると、無償に果物類を食べたくなったりします。
逆に、体にとって毒となる水銀などのミネラルは髪の毛から大量に出て行く事もわかっています。
妊娠した女性は油っこい食べ物が食べれなくなり、酸っぱいものを好むようになりますが、これも体が調子を整えるために自然に行っています。
人間とは機械など比べものにならない程、高性能にできていて、状況に応じて要不要を適切に判断できるのです。
しかし、現代人はこの機能を活かしていません。
例えば、怪我すると普通は食欲が減ります。
食事をすると血液量が増えて炎症が進むため、それを回避するべく食欲が制限されるのです。
にも関わらず、「怪我を治すためにモリモリ食べるぞ!」とか言って、むしろ食事量を増やす人が多いわけですが、だから症状が悪化していくのです。
食欲と言えば、逆に増進する事もあります。
病原菌と闘うために免疫細胞が「材料をくれ」と言って来るのですが、これを無視して「健康のために少食だ」などと言っていると死んでしまう事もあります。
大事なのは体に委ねる事です。
体はその時、その人にとってベストな状態を教えてくれます。
そのために、特定の神話に囚われないようにして下さい。
例えば、玄米で体調を壊す人もいます。
玄米は白米よりも健康的だと言われていますが、人によっては腸の調子が悪くなる事があります。
断食で死ぬ人だっています。
近年デトックス効果があるともてはやされていますが、栄養失調になる事もあり、実際、気管に生えたカビの繁殖を止められずに死んだ人もいるのです。
逆に、不健康そうなケーキを食べて回復する事もあります。
ラクターゼを十分に持っていて、普段栄養不足の人なんかはこうなる事が考えられます。
ですから、体が欲するままに生きればいいのです。
人間、美味しいと思って食べた物はよく吸収されますが、マズイと思って食べた物は吸収が悪くなります。
マズイけど我慢して青汁ばっかり飲んでいると健康にはなれません。
青汁が上手いと感じるようになった時に飲んで初めて健康になれるのです。
体は常に最善を選んでいる
これは食事に限った話ではありません。
例えば、白内障という病気がありますが、これは外界から光が入るのを拒否した体の行動だと捉える専門家がいます。
人間は食べ物だけでなく光もエネルギーに使っており、取り込まれた光で肝機能がダメージを受けたりもするのです。
老人の耳が遠くなるのも、音の処理能力に耐えられなくなって、体を守っているからです。
生理が来ない不妊症も、現時点では妊娠という大事業を乗り越えられないために起こります。
EDも今は子どもを作る時ではない事を暗示しています。
実際、ED患者には糖尿病予備軍が多く、子どもを作っている場合ではありません。
鬱病も過剰なストレスを減らす防衛反応です。
鬱は脳科学的に言うと冬眠状態に近いのですが、引き籠る事でストレスを最小限に留めているのです。
不眠症も睡眠時間が長過ぎたり、早過ぎたりするのを適切に調整しようとして起こっています。
それを無理して長く寝床に入っていたりすると、翌朝に酷い憂鬱感を伴うようになってきます。
歯が痛くなるのはその場所への圧力を減らす事で顎関節のズレを調整するために起こっています。
肩凝りや腰痛も歪んだ骨格の調整のために起こります。
細胞の癌化も自衛反応だというのはメルマガやセミナーでも言っている通りです。
ですから、こういう症状を無理やり抑えないで下さい。
薬で生理を来させたり、癌を切り取ったりは勿論、マッサージで腰痛を和らげたりするのもダメです。
その瞬間はいいかもしれませんが、長期的に見たら必ず悪化していきます。
余計な事はしてはいけません。
西洋医学も東洋医学もハーブもサプリもです。
体の声を聞いて、体の赴くままに行動してあげて下さい。
何もしない事。
これが最強の健康法なのです。
という事で、非常につまらない結論に至ったところで、今日はこの辺で終わりたいと思います。
これが難しいんですよね。
ちゃんと身体と対話できればいいんですけど、雑な食事や運動不足で認知能力が落ちると判断できなくなるという。
あ、ちなみに「動かなすぎ」でも鬱になりますよ〜。
身体の声をいつでも実現可能なくらいワガママな生活を皆んなが出来るといいんですけどね。
非常に良いコメントです。貴殿の勧めでポリ瓶の水の注意を他人に言ってボリ容器は簡単に溶け無いと反論され、その場で対抗出来ませんでした。後日、水賞味期限は無くともポリ容器の期限が賞味期限と言われて成る程と思いました。今後とも宜しくお願い致します。