とある夏の話。
マラソン大会に出場する事になった僕はひたすらジョギングに勤しんでいました。
元々、僕はジョギングが嫌いな人間です。
筋トレみたいにフルパワーを発揮して短時間で体力を消耗するのは好きなのですが、時間をかけてネチネチ体力が削られる有酸素運動は全般苦手でした。
ボクシングなどの競技だったら面白くていいのですが、ジョギングは走っている間も暇だし、爽快感も感じられず、積極的にやる事はほとんどありませんでした。
そんな僕だったのですが、友人から長距離の山岳マラソンに一緒に出ないかと誘われたのです。
距離は70km、しかも山道という。
いやいやいやいやいやいやいやいや…、そんな地獄みたいな行事に参加していられるか!
と、最初は後ろ向きな返事をしていたのですが、友人からの強いススメと何かその場のノリとかもあって、結局出場する事になってしまったのです。
さて、大変だ。
ジョギング嫌いだったので本格的に長距離を走った経験はありません。
最高で5kmくらいです。
しかも悪い事に筋トレばかりしていたものだから筋肉が発達してしまって走るのに邪魔です。
筋肉って結構重くって体力を持っていかれてしまうのです。
こんなマズイ状況に追い込まれたところで僕の中のMが覚醒。
仕事でも何でもそうなのですが、僕は窮地に追い込まれてから燃え上がるタイプです。
僕はこの時、マラソン大会に向けて、1ヶ月間、5日サイクルで40km以上を走るという事を自分に課しました。
本番はフルマラソンよりも長いわけですから、この位はこなせるようにならねばと思ったのです。
ある時は10時間以上走り続けました。
東京の環七道路一周もしました。
まあともかくなかなかハードだったのですが、この状況の中でも筋トレは止めませんでした。
せっかく作った筋肉が落ちてしまうのは嫌だったので、5日サイクルの中休みで筋トレをめいいっぱいして、筋肉痛になりながら走っていました。
しかも、僕という人間は欲張りなところがありまして、同時に極度のダイエットも始めてみたのです。
せっかくこんなに長距離を走っているのだから、脂肪燃焼を極限まで高めてやろうと思ったわけです。
という事で走る日の摂取カロリーを400kcalにしました。(カロリーメイトとサラダのみ)
フルマラソンを走り、400kcalしか食べず、次の日は筋トレ、こんな生活を1ヶ月近く続けていたのです。
ちょっとやり過ぎかもとは思っていましたが、一度決めると壊れるまで止まれないのが僕の良いところであり悪いところ。
会社員時代も毎日深夜残業、土日出勤というハードな労働を何年も続けたら、血便が出て血の量が半分になってしまいました。
そして、今回もやっぱりガタが来ました。
普段は全く引かない風邪を引きました。
更にはもう何年も無かった虫歯が発生しました。
恐らく、エネルギーが枯渇したのでしょう。
体内エネルギーを運動でほぼ使い切ってしまい、免疫などの生命維持に関わる部分が正常に機能されなくなったためだと思います。
体調を崩してようやく食事も元通りにしたのですが、ここで気になったのが虫歯でした。
風邪は寝てりゃ治るからどうという事は無いのですが、虫歯って寝てて治るのかな?という疑問がありました。
よく歯医者さんなんかでは虫歯を放っておくと、どんどん悪化していくと言うではないですか。
悪化するのはマズイなぁ、でも歯医者の治療もなぁ…
という事で凄く悩んでいたのでありますが、ここでやっとこさ本題です。
長~い前フリになってしまいましたが、今回は歯医者に行かずに自宅で虫歯を治す方法をお伝えしようと思います。
「正しい歯の磨き方はこうだぜ!」なんてウンザリしそうな話じゃなく、即効性が高いちょっとしたテクニックです。
これを知っておけば、万が一虫歯になった時、歯医者からの不当な治療を受けずに済み、自宅で健康的に治療ができます。
また、虫歯だけでなく口の中が清潔になって、口臭予防などにも役立つかと思います。
更にはニキビ対策や胃腸の活性化にも繋がる幅広い健康の知恵になりますので、良かったら参考にして下さい。
VS 歯医者
さて、先程の話の続きになりますが、この時は結局歯医者に行く事にしました。
歯医者の治療は受けたくなかったのですが、どんな状態なのかだけでも聞いておかないと、対処の目処も立てられないと思ったからです。
ちなみに、一応言っておきますが、先程から歯医者さんを嫌っているのは別に歯の治療が痛いからではありません。
根幹治療をされるのが嫌なのです。
根幹治療は所謂、「神経を抜く」という治療ですが、これが嫌い。
別のところでも言った事ありますが、根幹治療で歯の中の神経や血管を取るとそこにはもう免疫が届きません。
すると、次にばい菌が入ってしまった時、免疫が行きたいところに行けなくなって、過剰なストレスを受けて疲弊していきます。
その結果、体全体の免疫力が落ちてしまって風邪を引きやすい体質になってしまうのです。
実際、根管治療をやった事がある人の免疫機能はほぼ100%落ちているというデータを見た事があります。
だから、歯医者には行きたくないんです。
彼らは虫歯を見つけるとすぐに神経を抜こうとするから嫌なんです。
とまあ歯医者嫌いの話は置いておいて、今回は状況確認の目的で仕方無しに行く事にしました。
さて、見てもらった結果、やっぱり虫歯できていました。
それもかなり悪化しているとの事。
「これは神経を取らないといけませんねぇ」
キタ―――(゜∀゜)―――!!!
「いいえ、結構です」
歯医者さんはキョトンとした顔をして何回か聞き返してきましたが、僕は拒否し続けます。
「今、治療しないとこの後、酷い事になりますよ」
「放置したら歯を抜かねばならなくなると思いますよ」
歯医者さんもネガティブワードで畳みかけて来ます。
ぐぬうっ…
少しグラッと来ましたが、それでも断りました。
「自分で何とかします」
恐らく、この歯医者さんにとって初体験となったであろう謎の言葉を残し、僕は歯医者を後にするのでした。
自宅で虫歯治療
さて、ここからが本番です。
虫歯の位置は特定できました。
状況がかなりヤバい事もわかりました。
これを自分で何とかせねばなりません。
一応、歯磨き粉はそれなりに良い物を使っている自信がありました。
フッ素も研磨剤も入っていない天然成分のものです。
ただ、これでは現状を打破できていませんから、何か違う対策を追加する必要があります。
そこで、本やネットで色々と調べていたのですが、ある動画が目が留まりました。
それは、乳酸菌が虫歯菌を食べている動画でした。
そして、直感的に「これだ!」と感じたのです。
一般的に乳酸菌は腸内の善玉菌として働き、悪玉菌を抑制するものとして知られている事が多いと思います。
腸内環境は乳酸菌を始めとする善玉菌によって整えられているんですよ、というヤツです。
しかし、よく考えると口の中も同じでは?と思いました。
口には虫歯菌や歯周病菌という悪玉菌がいます。
だったら、それを駆除する善玉菌が必要で、口内を乳酸菌でいっぱいにしてやったら虫歯は治っていくはずだと思ったのです。
腸内環境ならぬ、口内環境を整えるために乳酸菌を利用しようという事です。
そこで、早速乳酸菌の作り方を調べて自分の家で作ってみる事にしました。
市販の食品に入っている乳酸菌には期待できませんし、サプリのような錠剤では口の中で活躍させる事ができません。(今は口内用のサプリメントもあるみたいですけど)
ですから、自分で作る必要があったのです。
幸いにも作り方の書いてある本を見つけたので、すぐに作成する事ができました。
こちらはその完成品です。
茶色い液体で、中に乳酸菌が大量に入っています。
アップにするとこんな感じ。
フヨフヨ浮いてるのが乳酸菌です。
後は簡単です。
この原液をコップに注ぎます。
そのコップに歯ブラシを突っ込んで、たっぷり液体を付けて歯磨きをします。
最後はこのコップ入った液体でクチュクチュうがいをします。
こうする事で口内を乳酸菌で埋め尽くすのです。
で、どうなったかと言うと、およそ1週間程度で虫歯の痛みが無くなりました。
そして、それから一度たりとも痛みは再発せず、歯が抜けるような事も無く、今日に至っています。
つまり、完治したと言って良いと思います。
神経を抜かないとダメ、放っておくと悪化する、と言われていた虫歯ですが、乳酸菌で治ったのです。
以前は虫歯の原因が乳酸菌と言われていた時代もあって、こういう治療には反対論も含めて諸説色々とあるのですが、僕は現実として虫歯を治す事ができました。
ですから、それ以降、僕はこの乳酸菌を重宝しており、口内に違和感を感じた時はすぐに使用しています。
おかげ様で虫歯になる事は一切無くなりました。
乳酸菌のレシピ
さて、この乳酸菌の作り方、非常に簡単です。
米のとぎ汁に、3%の黒砂糖と1%の天然塩を加え、2~3日放置したら完成です。
例えば、お米を2Lの水で研いだとしたら、そこに60gの黒砂糖と20gの天然塩を混ぜるだけです。
お米についていた乳酸菌が黒砂糖を栄養に増殖を始めます。
天然塩に含まれるミネラルは増殖の速度を上げてくれます。
増殖した乳酸菌が大量の乳酸を吐き出して液体がシュワシュワと炭酸状になったら完成です。
注意点はペットボトルなどで作る時に蓋を閉めない事。
炭酸の逃げ場が無くなって暴発する恐れがあります。
この自家製乳酸菌の良いところは、作るのは一回だけというところです。
使用して少なくなってきたら水と砂糖と塩を先程の割合で足すだけ。
残っている乳酸菌がそれをまたエサにして勝手に増殖していってくれます。
さて、こうした作られた乳酸菌の使い道は何も口内環境を整えるだけではありません。
例えば、この乳酸菌は豆乳と混ぜ合わせると豆乳ヨーグルトになります。
味も美味しいですし、乳酸菌が腸内環境も整えてくれるのでオヤツにお勧めです。
また、僕の調べた本では10倍に薄めて顔面にスプレーするとニキビが治ると書いてありました。
僕は滅多にニキビができないので試せていませんが、乳酸菌がニキビ菌を食べてくれるのでしょう。
更に、多めに作ってお風呂に入れておくと、角質、水虫菌、雑菌、病原菌を倒してくれて体全体を清潔に保ってくれるそうです。
何でも最初に10L入れて、毎日500mLずつ足していくと、発酵し続けてくれるからお湯を入れ替える必要がないとか。
興味がある人はやってみるのも面白いと思います。
という事で、今日は乳酸菌の作り方とその実践的な活用方法について触れました。
特に、虫歯に悩まされている方にはお勧めなので、騙されたと思って試してみて下さい。
それでは今日はこの辺で。
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メルマガではもっと役立つ生活スキルを紹介しているので、良かったらこの機会に登録してみて下さい。
はじめまして。
大変興味深く読ませていただきました。
早速、自分でも作ってみました。
作ってからどのくらいもつのか、保存方法なども知りたいので、
どの本に書かれていたのか教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。
親知らずが生えてきてもぬかないですか??
初めてコメントさせていただきます。
乳酸菌と虫歯の話。大変興味を惹かれました。
痛みがなくなって虫歯が完治した。 のは凄い事だと
思いましたが、一般的に虫歯とは虫食いの状態のように
歯が凹んで穴があいていくものだと思っているので
穴が埋まらずに痛みが無くなった状態を完治と言われて
いるのでしょうか?
穴は歯医者さんで修復されたという事でしょうか?
教えていただけると幸いです。
初めてお便りします。
今年古希を迎えるわたくし、一応♀ですので、ニックネームにも掲げました!
いつも「アラッ!」と思う情報を惜しげもなくメルマガに集う私たちに教えていただき、ほんとうにありがとうございます。
ミトコンドリアや腸内細菌の働きに興味があります。
腸内細菌を増やしたいと、先ほども豆乳に甘酒や酒かすを入れて飲んだところです。
自家製乳酸菌の作り方、教えていただき早速作ってみました。発酵食品ってこんなに簡単に作れるんですね。
なお、うちの米は胚芽米で今は、白米を同量混ぜています。
米のとぎ汁は白くなりました。
出来上がるのが楽しみです。
黒羽根会長こんばんは
すごいですね…今回の情報…いやいつも本当に有意義なお話ですが本当に神経を抜くほど重めの虫歯が完治したとしたら…黒羽根会長が私が思っていたよりさらに高みに居る天上人であることになります…(笑)マジで…マジで…にわかには信じがたいお話ですが黒羽根会長のお話ですので信じます。皆さん普通にコメントしてますが今回の話かなり凄くないですか?幸い私は今のところ虫歯にはほぼ縁のない人生ですが自分の歯の大切さは強く認識しております。今回の貴重な情報を我が人生に必ずや活かしていきたいと思います。いつも本当に有難うございます!!!!!
今日も面白い情報、
ありがとうございます。
乳酸菌を虫歯治療に使うという
発想はありませんでした (笑)
上の人のコメント同様、
試してみたいと思います。
有意義な情報をありがとうございます。
早速。試して未みたいと思います。
これを機に、ネットでも調べてみましたが、乳酸菌は他にもいろいろと有意義な使い方があるようですね。
自宅は白米は無洗米しかありませんが、仙人食の実践のために購入した玄米があります。これの研ぎ汁で作ってみたいと思います。
いやー、もの凄い情報ありがとうございます!
さっそく乳酸菌作ってみます!^^