ダイエット通信簿トップ3

食事

先日、ちょっとしたきっかけで「ダイエット通信簿」なる本を読みました。

ダイエットと言えば日本では最早、文化と言っても差し支えない位、生活に浸透していると思います。

多くの人が体脂肪を気にして、毎日ダイエットの事を考えています。

ダイエットは経済界とも密着に結び付き、大きなマーケットにもなっています。

今や女性誌で最も数字を取れるテーマの1つがダイエットです。

女性誌

ちなみに、甘い物特集も数字が取れるのですが、これとダイエットが同じ雑誌に掲載される辺り、ダイエットから抜け出す事の難しさが伺えます。

ともかくダイエットは日本では当たり前の事です。

毎年「○○ダイエット」なるものが生まれます。

そして、多くの人が結果を出せず、また新しいダイエット法が生まれます。

毎年毎年これが繰り返されています。

そんな中、各ダイエット法に客観的な評価を付けているのが、ダイエット通信簿という本です。

最先端のダイエット法の話ではなく、過去のダイエット法の中で最も信頼性が高いものが何かを考えた内容です。

評価項目は、「手軽度」「経済性」「即効性」「効果」の4つで、それぞれ5段階評価です。

ダイエットマニアの女性445名を対象とし、実に65個以上のダイエット法が比較され全てランキング形式で掲載されています。

ライトな本でおススメとは言いませんが、ダイエット法を目新しさでは無く、公平に見れる点では面白さがありました。

そこで今日は、そんなダイエット通信簿で最も成績が高かったメソッドのトップ3を紹介しようと思います。

様々なダイエット法が入り乱れる中、どのダイエット法が最も効果的なのかを客観的に知れるのは有意義かと思っています。

勿論、ただ紹介するだけでなく僕なりの見解も述べて、現実的に応用しやすい形に纏めるつもりです。

ダイエットをしている人は勿論の事、体を丁寧に捉える方全員に有益と思うので、良かったら読んでみて下さい。

トップ3

それでは早速始めたいと思います。

65個のダイエット法から選ばれたトップ3です。

第3位:リンゴダイエット

実は昔からあるダイエット法なのですが、1988年に女性週刊誌で掲載されて以降、人気が高まりました。

ご存じの方も多いと思いますが、リンゴは繊維質を多く含んでカロリーが少ない果物です。

結構お腹を膨らましてくれるので、主食の代わりに食べればダイエットになります。

個人的にもリンゴは果物の中で最も満腹感が強く、それ以上食べたいという気を無くさせます。

同じ果物でもミカンは止まらなくなるのですが、リンゴは何故か止まります。

そういう意味で、リンゴダイエットに効果があるというのは僕も頷けます。

評価が高くなったポイントしては、繊維が豊富で排便が良くなったという事も影響しているようです。

また、手軽さがダントツで高いです。

皮も向かずにかぶりついてしまえば下ごしらえも後片付けも必要ありませんので、忙しい人でも続けやすいのでしょう。

弱点としては、手に入りにくくなる春以降に止めてしまうパターンがあるようです。

確かに夏場などは価格も高騰するので、それが挫折の一因になってしまう可能性はあるような気がします。

第2位:コンニャクダイエット

1980年から始まったダイエット法で、息が長く続いているものです。

コンニャクはノーカロリーなのでいくら食べても太る事がありません。

リンゴ同様、繊維質が豊富なので、少量で満腹感を得る事が出来ます。

ご飯の代わりに食べたりするのもいいし、ご飯の前に食べると、食欲抑制にもなります。

評価を見る限り、効果としては恐らくトップです。

ほとんどの方が高得点を付けています。

僕自身、コンニャクを食べるとお腹が膨れ、食欲が一気に減退するのを感じるので、確かに効果は高いだろうと思っています。

また、今のコンニャクは灰汁抜き不要が多くて手軽に食べる事ができるという事も評価が高いポイントと言えます。

湯がく必要も無く、水でサッと洗うだけなので、調理はほぼ一瞬で終わります。

味付けも味噌を添えるだけで、美味しい味噌おでんとして完成します。

ただ、難点として飽きるという意見が多数ありました。

僕自身は余り感じた事は無いですが、飽きっぽい人は料理のレパートリーを増やす必要があるのかもしれません。

第1位:ミネラルウォーターダイエット

実際には古くからあるものですが、1994年頃から女性誌で取り上げられて注目を浴びるようになりました。

1日2Lの水を8回に分けて飲むダイエット法です。

効果としては、水をたくさん飲む事で新陳代謝が高まるというものです。

また、ミネラルウォーター中のカルシウムがコレステロール分解に役立つとも言われています。

ちなみに、そのカルシウムの重要性が謳われた際は、硬度の高いコントレックスが爆発的に売れました。

水は僕自身も意識して多く飲むようになった事で脂肪が付きにくくなった事を実感しています。

これは水による新陳代謝の向上もありますが、ジュースなどの代替となる事で直接カロリーを抑えられる事が関係していると思います。

水を1日に2L飲むというのは結構大変なので、他の飲み物を飲んでいる暇が無くなるのです。

このダイエット法の大きな特徴としては、健康を害した報告がほぼゼロだった事です。

低評価を付けた方も排便が良くなって健康は促進したと言っており、総じて満足度は高かったようです。

以上、ダイエット通信簿による評価の高いダイエット法トップ3でした。

まずはこれを1つの事実として受け止めて参考にして欲しいと思っています。

特に現実的にダイエットを考えている方には大きなヒントになるかと思います。

3つに共通するもの

ただ、これだけで終わっては勿体ないので、今回はもう少し学んでほしい事があります。

先程の3つのダイエット法を見直してもらうと、全てに共通する概念が見えて来ます。

効果が高いとされるダイエット法には3つの共通事項があるのです。

1.健康に良い(体を害さない)

リンゴはビタミン、ミネラル、ポリフェノールなど多くの微量栄養素を含む健康食品です。

コンニャクの食物繊維であるグルコマンナンはコレステロール値を下げ、有害物質を排出する働きがあります。

ミネラルウォーターは先程も言った通り、健康面が改善されたという意見が顕著でした。

人間の6~7割を占める水をたくさん飲む事で、栄養が隅々まで行き渡ると共に、有害物質が適切に排除されるようになるのです。

効果の高いダイエット法は実に健康的です。

健康的でないと続かないというのもあると思いますが、体の異常を戻すという意味で、健康とダイエットは近しい関係にあるからだと思います。

2.歴史がある

既に書きましたが、リンゴも、コンニャクも、ミネラルウォーターも、それなりに前々から実践されているものです。

激しい流行の影に隠れる事もありますが、その裏側でちょくちょくリバイバルしています。

一度沈んだ後に何度も表舞台に返ってくるのは、やはり効果が高いからだと思います。

派手さは無いけれど、密かに末永く続いているようなダイエットは有益なのです。

ちなみに、歴史と言ってもダイエット史は極めて近代的です。

人類はほとんどが飢餓の時代だったので、ダイエットの歴史は余り深くはありません。

ですので、ここ50年位をターゲットにして続いているかどうかが重要だと思っています。

3.即効性は低い

リンゴも、コンニャクも、ミネラルウォーターも、即効性の評価はどれも低い傾向にありました。

直接的に痩せるというよりも、食欲を抑えたり、代謝を上げたりする方法なので、結果が出るまでに少し時間はかかってしまいます。

しかし、それが最終的に最も効果が高いダイエット法となっているわけです。

確かにエステに行って揉んでもらえれば、一時的には痩せられるかもしれせんが、それは本当に一時的です。

体にサランラップを巻いて汗を出せば、その瞬間はシュッと痩せるかもしれませんが、水を飲んだらすぐに元に戻ります。

即効性が高いという事は、即効で元に戻るという事です。

頭でわかっても難しい事なのですが、ダイエットに即効性を求めてはいけないのです。

以上、効果の高いダイエット法には、「健康に良い」「歴史がある」「即効性が無い」という3つの特徴が見られます。

ダイエットの注意事項

ここで何が言いたいかと言うと、今後○○ダイエット法が出て来た時に、この3つに注意して欲しいという事です。

そのダイエット法を実践すると健康になれるか?

そのダイエット法は前にも出て来た事があるか?

そのダイエット法は即効性を謳っているか?

こういう事を冷静に考える事ができれば、そのダイエット法が本物かどうかを見極められると思います。

多くの人は目の前の人参に釣られて無意味なお金と時間を費やします。

それだけならまだしもリバウンドしたりして、元よりひどくなってしまったりもします。

この記事を読んでいる方はそんな無駄な事はしないよう、本質を見定めて行動してもらえたらと思うのです。

と言うわけで、今日はダイエットについてでした。

PS:

ダイエットの実践という意味では食べにくさという記事が役立つと思うので、良かったら見て下さい。

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黒羽根雄大黒羽根雄大

物理学専攻・元プログラマー、体を壊して仙人を目指す事になりました。

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