このブログを読んでいる方は一般的な人より、ずっと健康意識の高い方が多いと思います。
水はたくさん飲む事でしょう。
逆に牛乳は飲まない事でしょう。
ジューサーで毎日野菜ジュースを飲んでいる方もいると思います。
断食経験のある方もいらっしゃると思います。
中には友達から健康オタク扱いされ、家族から新興宗教にハマっていると誤解されているレベルの方もいるかもしれません。
何事もやり過ぎると変態扱いされるのは世の常です。
しかしながら、この業界、健康意識が高いからこそ、健康を害してしまったりする事があります。
中途半端に知識を持ってしまっているが故に罠に落ちてしまう人は結構いるものなのです。
今日はその一旦に着目し、 健康意識が高いからこそ陥ってしまいがちな食品添加物のお話をしたいと思います。
毎日の食事に関わる重要な内容ですので、良かったら見てみて下さい。
果物の罠
健康意識の高い人の食事内容は、野菜果物に偏ってくると思います。
生でそのまま食べる人もいるでしょうし、ミキサーでスムージーにする人もいるでしょうし、ジューサーで搾って飲む人もいるでしょう。
何を食べるかは人それぞれですが、中には柑橘類を食べる人もいると思います。
特にレモンなんかは色んなところで健康に良いと言われているので、絞ってレモン水などにして毎日摂取している人もいるかもしれません。
レモンにはビタミン類やクエン酸などが豊富で血液洗浄作用や疲労回復効果があります。
抗酸化作用も強いですし、便意も促してくれます。
また、人参に入っているビタミンCを破壊する酵素アスコルビナーゼを抑制する働きがあります。
ジューサーを使う人は人参を入れる事が多いと思いますが、この時レモンを加える事でより完璧に近い状態で栄養を吸収できるようになります。
他にも柑橘類としてグレープフルーツやオレンジを好んで食する方もいると思います。
柑橘系は他の果物に比べると糖分の量が低いため、ダイエットにも向いています。
しかし、これら柑橘類を買う時には気を付けなければならない事があります。
それは「防カビ剤」です。
スーパーで売られている柑橘類の多くは防カビ剤が使用されています。
こちらを見て下さい。
小さくて見え辛いかもしれませんが、クリックすると拡大します。
さて、これら柑橘類に表示されている「OPP」「TBZ」「イマザリル」など、これらは化学合成された防カビ剤です。
そして、僕が知る限りにおいて、数ある食品添加物の中でもかなり危険度の高い部類に入る化学物質です。
OPPは正式名がオルトフェニルフェノールと言って元々は農薬として使われていたものです。
動物実験では発癌性がある事がわかっています。
OPPを1.25%含む飼料をラットに食べさせると、83%に膀胱癌が発症したというデータがあります。
TBZはチアベンダゾールと言って、これも農薬で木材防腐剤としても使われているものです。
動物実験では脳ヘルニア、水頭症、肋骨奇形などの奇形性が確認されています。
ヒトが摂取すると成長が悪くなり、血液や肝臓に障害が発生する可能性があります。
奇形性があるので特に妊娠している女性には危険です。
ちなみに、ヒトの推定致死量は20~30gです。
イマザリルも同様に危険なもので、特に急性毒性が強いと言われています。
ラットのエサにイマザリルを含ませると、体重増加抑制と神経行動毒性が認められたデータがあります。
そして、この防カビ剤は果肉まで浸透する事が確認されています。
防カビ剤は皮に塗られてるだけだから安全と思っている人も多いですが、そんな甘い考えは通用しません。
さて、これら防カビ剤が使われている柑橘類には1つの共通事項があります。
知っている方もいると思いますが、「輸入品」という事です。
海外の船で輸入される柑橘類に塗布されています。
元々、OPPなどの防カビ剤は日本では食品に使う事は認められていませんでしたが、アメリカとの外交上の問題で仕方なしに日本が許可した形になっているのです。
原発問題もそうですが、国際関係が絡むと当たり前の事が当たり前でなくなってしまうのは本当に難しいところで、残念なところですね。
そんな愚痴はさておき、防カビ剤は輸入品に塗布されているわけですから、逆に言えば日本産のものは安全です。
若干、お値段は張ってしまうと思いますが、そこは致し方ありません。
せっかく健康のために摂取しているレモンの成分も防カビ剤で帳消しになるどころかマイナスになりかねません。
今まで安い輸入品を購入していた方はこれを機に日本産に目を向けてみてはいかがでしょうか。
漬物の罠
果物はこれくらいにして、もう1つお伝えしたいのが漬物です。
健康のために漬物を食べる人も多いと思います。
手軽に野菜を摂れるという事もありますし、酵素の摂取にと考えている人もいるかもしれません。
しかし、ここにも食品添加物の罠があります。
それは「着色料」です。
これを見て下さい。
着色料の表示のところに「赤色○号」「黄色○号」「青色○号」「緑色○号」などと書かれているのがわかると思います。
これらは石油製品を原料として合成されている「タール色素」と呼ばれる化学物質です。
タール色素は化学構造上、全て発癌性や奇形性の疑いがあると言われています。
そのため、これまでに赤色4号、黄色1号、緑色1号など多くの品目が使用禁止になっている歴史があります。
にも関わらず、日本の食品には未だに数多くのタール色素が入っています。
左の写真にある青色1号も発癌性の疑いからヨーロッパでは使用されていませんが、日本では普通に使われています。
そして、中でも特にヤバいのが「赤色2号」です。
赤色2号はアマランスと言われるものですが、アメリカでは発癌性の疑いで使用禁止となっています。
ラットに0.003~3%含むエサを131週間投与したところ、44匹中14匹に癌が発生したというデータがあります。
その他、妊娠率が低下し、死産率が高まり、蕁麻疹の原因などにもなると言われています。
極めて危険な添加物と言えるでしょう。
こういったタール色素の着色料は漬物だけでなく、佃煮、飲料水、菓子類、ジャム、桜えび、ソーセージなど色んなところに入っているので気を付けて下さい。
今後は何かを買う時、必ず裏の成分を見て、着色料にタール色素が入っていない事を確認してから買うようにした方が良いかと思います。
周りから神経質だと思われる事もありますが、その姿勢はスタンダードになるべきです。
僕は成分を見ないで買うような危険行為は絶対にしません。
パンの罠
さて、ここで食品添加物とは違うのですが、スーパーを歩き回っていて、もしかしたらこれも伝えておくべきかなと思ったものがありました。
それは、食パンです。
こちらを見て下さい。
上の写真にある通り、食パンには「ショートニング」というものが入っています。
知らない方もいるのではと思って話していますが、ショートニングは「トランス脂肪酸」を含んでいます。
マーガリンにトランス脂肪酸が入っている事は有名ですが、ショートニングにトランス脂肪酸が入っているという事はそこまで浸透していない気がします。
もし知らなかったらこれを機に頭に叩き込んで下さい。
ショートニングは列記としたトランス脂肪酸です。
そして、トランス脂肪酸と言われれば、いかに危険かという事がわかると思います。
トランス脂肪酸は不飽和脂肪を人工的にいじって作った脂肪で、保存に便利で長持ちする事から使用されるようになりました。
しかし、トランス脂肪酸は人体にとって猛毒です。
摂取すると細胞膜の浸透性や生化学構造が狂い、糖尿病、ホルモン異常、肝臓障害、癌など多くのリスクを高める事になります。
更には体内での動きが遅いために分解や排泄がなかなか行われず、心臓にも負担をかけて、心臓病を誘発する事もあります。
その危険度の高さから、アメリカのニューヨーク州では完全に禁止されています。
デンマークでも2%以下に制限が設けられています。
しかし、日本では野放し状態です。
ファーストフードのハンバーガーやフライドチキン、ビスケット、スナック、食パンなどに当然のように使用されています。
このブログを読んでいる方のレベルであれば、さすがにファーストフードを好んで食べる事は無いと信じていますが、食パンから摂取する人はいるのではと警告を鳴らしています。
食パン自体は別に悪くないのですが、日本の食パンにはほぼショートニングが混入しています。
マーガリンが入っているものもたくさんあります。
これが厄介なのは、健康思考を謳った全粒粉のパンとか、玄米パンとかにもほとんど入ってしまっている事です。
せっかく体に気を使って買っているパンであってもショートニングが入ってたら意味がありません。
むしろ健康を害する事になってしまいます。
勿論、本当に気を使ったお店にはショートニングなどを一切使用しないところもありますが、そこら辺のスーパーに置いてあるものには、ほぼ100%入っていると思います。
こういう事もあって僕は米派なのです。
本当はたまにはパンも食べたいのですが、どうしてもショートニングが入っているのでお米を食べるしかないのです。
誰か何とかして欲しいものですが、莫大な金が動いている市場なので改善は難しいかと思います。
という事で、これまで何の疑問も無く食パンを食べていた人は、少し立ち止まって食生活を見返してみるのが良いかもしれません。
生活に潜む添加物達
それでは、今回はそろそろ終わりたいと思いますが、食品添加物は今日紹介した防カビ剤やタール色素など以外にも危険なものがたくさんあります。
食品添加物の多くは急性毒ではなく慢性毒ですから、何も知らないでいると、数十年後に取り返しのつかない事になる可能性が多分にあります。
無知は罪という言葉もありますから、自分の体のためにも少し食品添加物の事を慎重に考えてみて下さい。
そうそう、危険な添加物は食品だけでなく、洗剤やシャンプーにも同様に入っています。
時間があったら家のシャンプーの成分を見てみて下さい。
今日お話したタール色素が表示されていませんか?
他にも市販のシャンプーには相当ヤバいものがたくさん入っているので気を付けて下さい。
体中の毛穴から吸収された化学成分は血液に乗って全身を巡ります。
それでは今日はこの辺で。
PS:
添加物だけで無く、産地にも大きな罠があります。
気になる方は日本産 VS アメリカ産 VS 中国産をチェックして下さい。
色々と為になりますね
勉強させてもらいます。
もし、こういった化学成分を知らずに摂取し続けて
しまっていた場合で効果的に体外へ化学成分を排出する方法は無いでしょうか?