サバイバル能力を高める筋トレ

運動

今日はサバイバル能力を高めるトレーニング方法をお伝えします。

これは一般的な筋量や筋力を増やす筋トレとは違います。

ボディビルダーやフィジークのような筋肥大を目指すものではありません。

パワーリフターやウェイトリフターのような爆発的な力を養うものでもありません。

どんな環境でも逞しく生き抜くためのワイルドな肉体作りになります。

例えば、大災害で食糧不足に陥っている時、

食糧不足

例えば、大自然の中に1人置き去りにされた時、

遭難

例えば、治安の悪いスラム街に行った時、

スラム街

そんな状況で役立つと思います。

「ここは日本です。そんな状況にはなりません。」と言う方もいると思いますが、果たしてそうでしょうか。

日本は地震大国ですから、いつ大災害に見舞われてまともな食事が出来なくなるかわかりません。

自然も多いですから、旅行中に山や森で遭難するも事十分に考えられます。

また、海外旅行の際、いつ襲われるかわからないスラム街に迷い込んでしまう事だってあるでしょう。

そんな時、美しい筋肉は役に立たないし、単純に力があるだけでも余り意味はありません。

サバイバルな状況では総合的に強い肉体が必要です。

正に実用的な体と言えると思いますが、今日はこれを目指したお話です。

最初に言っておきますが、これから話す内容は一般的な筋トレメソッドから見ると間違っているものが多数含まれます。

トレーナーや専門家からしたら「そんなの絶対にやっちゃダメ」と言われるものばかりです。

特に西洋系の近代トレーニングを推奨する人達からは壮大なダメ出しをされるでしょう。

そして、僕自身も初心者にはおススメしません。

慣れていない人がいきなりこの方法を実践すると、体を壊す可能性が高いと思うからです。

この先読まれる方は、こういう事を重々承知した上でお願いします。

後からヒステリックに反発されても困るので、その事だけ最初に言っておきます。

それではサバイバル能力を高める筋トレメソッド、5つのファクターで紹介していきます。

1.ウォームアップをしない

近代トレーニングとは真っ向から対立すると思いますが、サバイバル能力を高めたければ準備運動は不要です。

と言うのも、運悪く危機的状況に陥った時、事前準備するような余裕は与えられないからです。

例えば、スラム街で襲われてしまった時、「ちょっと準備運動するから」と言っても待ってはもらえません。

そんな事してる間にやられてしまうでしょう。

そうならないよう、普段からいきなりフルパワーを出せるような肉体にしておく必要があります。

つまり、ウォームアップをしないで最初からMAXの負荷に挑戦します。

ウェイト系ではメインセットの重量からいきなり始めてしまいます。

そうする事で、突発的な状況に置いても、瞬時にパワーを出せる体になっていきます。

僕自身はもうずっとこのスタイルで続けていますが、いつでもすぐに最大筋力が発揮できるようになった事を実感しています。

何でもそうですが、甘やかした環境にいると人間はそれに慣れてしまいます。

体を労わってウォームアップをしていると、それ無しでは動けない使い勝手の悪いものになる可能性があります。

そうならないよう、時には危険な環境で体を鍛えるのも大切だと思うのです。

念の為、以前にも書いた通りですが、初心者がこれをやると脳の毛細血管が切れて頭痛を起こす事があります。

あくまで自己責任でお願いします。

2.音楽を聴きながら

一般的に筋トレをしている時は音楽を聴かない事が推奨されます。

有酸素運動レベルならいいのですが、筋トレのように集中力を使う場合は、気が散らないよう無音が好ましいです。

その方が断然集中できるので、筋トレの効果も上がります。

しかし、現実的な生活の場において、そんな無音の状態はほぼありません。

特に野外に出掛けていれば、様々な騒音や雑音が常に入って来ます。

そんな中で何かトラブルに巻き込まれた時、音に集中力を乱して力を出し切れなかったら、取返しがつかない事になるかもしれません。

「騒がしくて集中できなかったんです…」なんて言い訳は通用しません。

そうならないよう、普段から音楽をかけて、わざと気が散る状態で筋トレをするのです。

この状況に慣れる事で、音に集中力を乱されず、どんな状況でも力を発揮できるようになります。

ちなみに、音楽はアップビートのテンションが上がるものでは無く、いかにも力が抜けそうなバラードとかコミカルなアニソンが良いです。

ロッキーのテーマなどは逆に力が入りやすく、サバイバル能力は養われないので注意して下さい。

3.インターバルは1分以内

これは唯一まともな事を言ってます。

一般的な筋トレのルールにも反しません。

ボディビルダー系の人達も1分ルールを敷いている事が多いです。

ただここで強調したい事は、筋肥大効果を高めるという事では無く、短時間で回復する体を作るという事です。

例えば、パワーリフティング系の人達はインターバルに3~5分位取ったりしますが、これだと体の回復能力が落ちます。

疲労した後、長い事休まないと動けない体になってしまいます。

しかし、大自然の中ではいつどこで危機的状況に陥るかわかりません。

例えば、熊に遭遇してしまった時、「今疲れてるから5分待って!」なんて悠長な事は言ってられません。

疲れていても短時間で体を最大限に回復させて、すぐ行動できるようになっておく必要があります。

そのためには、筋トレのインターバルを1分以内と短めに設定しておく事です。

この淘汰圧により、体は短時間で疲労を回復させるのが上手になってきます。

どんなに疲弊していても、1分あれば全力を出せるまで回復できるようになり、いざと言う時動けなくなる事が無くなります。

科学的な説明を加えると、1分インターバルはミトコンドリア活性が高まり、エネルギー産生量が上がって、全身持久力が向上するのです。

実はこの能力が高いのがボクサーです。

ボクシングでは3分練習と1分休憩を延々と繰り返していくのですが、これに慣れるとどんな疲労も1分以内に抜く事ができます。

僕自身、ボクシング経験があるのでわかりますが、呼吸が激しく乱れても、1分あれば落ち着きを取り戻せるようになります。

このボクシングルールを筋トレに応用して下さい。

ボクサー同様の驚異的な回復力が身に付くと思います。

ちなみに、1分インターバルはボディビルダーが採用している通り、筋肉のパンプ感を増大させ、成長ホルモンを促して筋肥大効果も高まります。

4.トレーニング中は何も飲まない

近代的トレーニングでは完全にご法度ですね。

一般的に運動中は水を飲まなければいけないし、筋肥大のためにはアミノ酸も取り入れられるし、疲労回復ために重曹やクエン酸も勧められます。

そうする事で運動効率が飛躍的に上がるからです。

しかし、そんな恵まれた環境でトレーニングしていると、それが無ければ発達できないド甘な体になっていきます。

そもそも、世の中にはアミノ酸や重曹やクエン酸などがある事の方が珍しいのです。

そんなのは贅沢品で、むしろ世界中では満足な食事すらとれない事が大半です。

そして、そんな過酷な環境にいながらも筋骨隆々の逞しい体をしている人はたくさんいます。

アフリカの部族の人達だってサプリメントを摂らずとも強い肉体を作り上げ、動物達と闘う事ができます。

日本でも窪田登さんなどは戦時中まともな食事が全く出来ない中で、今のボディビルダーに引けを取らない体を誇っていました。

人間の体はよく出来ていて、環境に適応していきます。

アミノ酸が無ければ体内で生成されます。

重曹やクエン酸が無くともミトコンドリアが活性化して疲労を取り払ってくれます。

水ですら、無ければそれに応じて少量の水分で動ける体になっていきます。

ですから、敢えてそんな状況を作ってみます。

サバイバル能力に長けたければ、運動中の栄養補給を断つのです。

5.筋トレ後は小食に

通常、筋トレ後は栄養補給のためにたくさん食べる事が推奨されると思います。

特にタンパク質を多く摂取する事により、効率的に筋肥大を起こすのが常套です。

しかし、こういう生活に慣れていくと、エネルギー効率が悪くなっていきます。

体は動いた分だけ栄養が入ってくると思いますから、栄養を蓄えたり、効率良く使うのが下手になります。

例えば、お金が際限なく与えられるとしたら、誰だって無駄遣いしますよね?

貯金したり、節約したりしようとは思わないと思います。

それと同じでたくさん食糧が入ってくれば、体はエネルギーを無駄遣いするようになるのです。

つまり、エネルギー効率が悪くなって、たくさん食べないと動けない体になります。

そんな体はサバイバル能力が高いとは言えません。

災害が起きて食糧難に陥った時には栄養失調で真っ先に死んでしまうと思います。

そんな事にならないよう、エネルギー効率を高める必要があります。

エネルギー効率が高いという事は、基礎代謝を低くするという事です。

現代日本では基礎代謝が低い体は太りやすい体と敵視されがちですが、裏を返せば飢餓に強い体です。

少ない資源でたくさん動き回る事が出来る、非常にサバイバル能力の高い体と言えます。

そんな基礎代謝の低い体作りに必要なのは小食でよく動く事です。

普段から少ない食糧で動き続ける事により、エネルギーを無駄に消費しない本当の意味で効率的な体が作られます。

僕はこれを誰よりも体現していると思っています。

言うと驚かれる事が多いのですが、僕の基礎代謝は1400kcal程度しかありません。

普通、成人男性であれば運動不足の人でも1500kcal程度はあります。

筋トレを習慣にしている人なら1600kcal、相当やる人なら1700~1800kcalはあります。

しかし、僕は常人より低い1400kcalしかありません。

これは常に小食を心がけて獲得した能力だと思っています。

実際、僕はお腹が減る事がほとんどありません。

断食中でも普通に筋トレできてしまいますし、頭が回らなくなって仕事の能率が落ちる事もありません。

基礎代謝が低く、エネルギー効率が良いので、栄養がほとんど無くても問題無く生活できるのです。

ワイルドで在りたければ、無駄に食べてはいけません。

と言う事で以上、サバイバル能力を高める筋トレのファクター5つを紹介してみました。

何だか半分冗談のよう記事になりましたが、サバイバル能力を高めたいストイックな方は参考にして下さい。

PS:

サバイバル能力を高める上級者向けの食事法があります。

興味ある方は週1ジャンクフード健康法も見てみて下さい。

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コメント

    • ドキンちゃん
    • 2017.01.27 1:15pm

    凄くタメになる知識ですね

    こんな事はネットや図書館では得られないモノだと思います

    • カマクラ
    • 2016.06.04 5:51pm

    確かに高重量のスクワットとか、レッグプレスをふいに行ったときに頭がクラクラ、少しブラックアウトっぽくなるときありますけど、血管が少し切れたかな?と思うときあります。そうならないようなぎりぎりの重量でいまは行っています。しかし、トレ後に飯を食うなというのは初耳でした。筋ひだいばかりでない視点も持つようにしたいと思います。

    • がーすー
    • 2016.06.04 1:00pm

    いつも素晴らしい記事を書いてくださって、
    ありがとうございます!
    今回も、素晴らしかった!!

黒羽根雄大黒羽根雄大

物理学専攻・元プログラマー、体を壊して仙人を目指す事になりました。

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