※この記事はメルマガの転記(哲学レポート)です。
今日のテーマは「二極化」です。
「世界は二極化が進んでいる」なんて事がよく言われます。
グローバル化に伴い、あらゆる面で世界はどんどん二極化していきます。
一番言われるのは収入ですが、これからはお金持ちと貧困層が明確に分かれていく時代になると考えられています。
日本は島国且つ言語が閉鎖的な事が幸いしてまだハッキリ分かれておらず、余り実感はないかもしれませんが、他の先進国はキレイに分かれ始めています。
じき、日本もその時代に入るのは間違いありません。
そして、二極化はお金だけではありません。
例えば、健康面も同じです。
これからは凄く若々しくて健康的な人とボロボロで病弱な人に分かれていくと思います。
一方は新鮮な野菜を食べ、一方は安いジャンクフードにまみれる、そうやって健康の二極化が進みます。
欧米ではもう既に起こっている事です。
肉体の外見的要素も同じです。
これからはガリガリの人が増える一方で、逆にマッチョな人も増えていきいます。
おデブさんが増える一方で、スリムな人も増えていきます。
この業界に身を置いている身として、僕もこれは敏感に感じ取れています。
恋愛も二極化していきます。
何回も結婚と離婚を繰り返す人と、生涯恋人がいない人が出てきます。
色んな面で二極化は起こります。
つまり、人生そのものが二極化していくのです。
楽しくて自由に生きていける人と、辛くて窮屈に生きる人とで分かれます。
そして、間は少なくなってきます。
上と下にクッキリ分かれていく感じです。
当然、二極化の上に行きたいわけです。
下にいるのはとてもしんどそうです。
しかし、残念な事に大多数は下側に行く事になります。
何故なら二極化はその構造上、上側の割合が僅かで、下側の割合がほとんどを占めるからです。
普通に過ごしていたら勝手に下に取り込まれます。
とは言え、ただ下に落ちるのを待っている事はありません。
理性の力を持って、上側に行く事もできます。
そこで、今回はこの非情なる二極化に対する対策的なものを示してみたいと思っています。
僕が先生方から学んで来た内容をベースにしつつ、僕自身の経験も踏まえてお伝えしてみます。
楽しい人生を送れる少数派を目指す方は読んでみて下さい。
二極化の下側になる9つの特徴
では二極化の上側を目指すにあたって、まずは逆に下側に入ってしまう人の特徴を見てみましょう。
ここでは表面的なレベルで9個書いてみるので自分に当てはまるかも考えながら見てみて下さい。
1.調べない
自分で調べず、すぐ他人に聞きます。
例えば、仕事でわからない事が出ても、1人では何も調べずに、すぐに同僚や先輩に聞くような人です。
学校の授業中には居眠りばかりしていて、テスト直前になったらノートをコピーさせてくれとお願いしてくるような人です。
金も労力も何も使わずただただ欲しい…
こういう人をクレクレ君と言うのですが、下側に行く典型的な特徴です。
自ら勉強する、調査するという概念がないからいつまでたっても成長していきません。
更には他人の回答に左右されていくので、自分の人生を生きる事ができません。
頼っていた人の失敗と同時に自分も滅びます。
2.オレ=正義
例えば、自分と異なる倫理観を徹底的に排除します。
芸能人に浮気や不倫の報道がされた時など「最低」「もう顔見たくない」みたいなコメントを書き込んだりします。
相手の状況を理解してみようとか、事情を聞いてみようとかは皆無です。
主観的に判断し、自動的に悪として、相手を徹底的に叩きます。
相手の反論を受け入れずに潰しにかかります。
2ちゃんねるやYoutubeで批判ばかり言っている人、ブログで明らかな悪口コメントを書き込む荒らしはその典型です。
こういう一方向からしか物事を見れない人達は、世界を正しく把握する事はできません。
そして排他的だから鏡の法則で自分も排除されます。
3.目先の利益に弱い
即効性のある薬とかが大好きです。
「モテる」とか「稼ぐ」とかの単語に弱いです。
そういうベネフィットで煽られると、簡単にお金を払ってしまいます。
逆に、そういう要素が無い商品には反応できません。
こういう人は今ある欲望を満たすのが第一なので、長期的に物事を判断できない傾向にあります。
美味しいものをいっぱい食べて健康を阻害し、性欲やお金に目が眩んで何もかも失っていきます。
後には何も残りません。
4.秘密に弱い
「秘密のメソッド」とか言われると反応します。
下品な販売ページに胸を躍らせ、高額を出してしまうような人です。
マーケティングをかじった人達に簡単に操られてボラれる人の典型です。
これは秘密を知る事で自分が周りより得しているという優越感に浸りたい気持ちから来ていると思います。
しかし、そうやって感情に振り回されて行動している人の生活が豊かになる事はありません。
だいたいは騙されてカモられて終わってしまいます。
5.元を取りたい
払った分だけ元が取れないと嫌です。
例えば、メール相談付きの教材に参加した時、「元を取りたいのでメール相談使い倒します!」と高らかに宣言してしまうようなタイプです。
こんな事を言えてしまう時点でかなり危ういと思います。
元を取りたい人は典型的な「奪う」人です。
そういう人は単純に嫌われます。
ギリギリまで相手から吸い取る事を考えているから、いつだって距離を取られてしまいます。
6.無料大好き
お金を出すのが嫌いです。逆に無料なら大歓迎です。
「無料プレゼント!」とか言われるとすぐに受け取りますが、「有料です」と言われると見向きもしなくなります。
お金を払って学びを得るという感覚が抜けていて、娯楽にばかりお金を使っていきます。
大衆の典型です。
7.保証大好き
返金保証が好きです。
商品購入前には「私にも効果ありますか?」と聞いて担保を取ろうとします。
要はケツが拭けない人間です。責任感の無い人間とも言えます。
自由に生きれない人はこういう人が多いです。
本来、自由な行動というのは不利益を被っても自己責任だと思えるからこそ可能になります。
でも、保証好きの下人は自分のケツが拭けず、相手にケツを拭いてもらおうとしているから自由に行動ができません。
いつも誰かにおんぶにだっこです。
8.右向け右
人に言われた事をそのまま本当だと思い込みます。
特に「マス」メディアに弱いです。
皆がやっている事が正解だと思ってしまいます。
医者にこの薬を飲めと言われれば何の疑問も抱かずに飲みますし、流行りのダイエット法が出て来たらすぐに飛びつきます。
自分で思考しないで相手の言うがままなので、騙された時には何もかもが手遅れです。
また、自由な発想をする事ができず、他人に指示された事しかできません。
優秀なサラリーマンに多いタイプです。
価値観が世論によって形成されていくので、生き方はとても窮屈になっています。
自分では気づいていないけれど、裏でかなり精神が圧迫されています。
9.疑問を放棄する
不思議に思った事を追求しようとせずに捨ててしまいます。
例えば、筋トレの「10回」って何で10回なんだろう?とか中国産が危険と言われるけど何が危険なのか?とか花粉症ってどういう仕組みで起こるのだろう?とか
生きてれば色んな疑問が思い浮かぶと思いますが、数秒で頭から捨て去って別の事を考え始めます。
だから知識が身に付いて行かず、世の中が雑に見えています。
世界に縛られた人
さて、下側の特徴を書き出したわけですが、纏めると「臆病」と言えると思います。
臆病だから調べません。
自分の知識の範囲から出るのが怖くて知らない事は調べたくありません。
臆病だから正義を振りかざします。
自分が間違っているのが怖いので、己の価値観を押し付けます。
臆病だから目先に利益に飛びつきます。
今いる暗闇が怖いので、早く効果が出るものに手を出します。
臆病だから秘密に反応します。
自分が損してしまうのが怖くて、得する気持ちになれる秘密に心奪われます。
臆病だから元を取りたくなります。
相手から奪われるのが怖いので、逆に相手から奪おうとします。
臆病だから無料に反応します。
お金を失うのが怖いので、無料のものが大好きです。
臆病だから保証が好きです。
不利益を被るのが怖いので、誰かにケツを拭いてもらおうとします。
臆病だから皆と同じ方向を向きます。
自分が他と違っているのが怖いので、右を向けと言われたら右を向きます。
臆病だから疑問を捨てます。
わからないものは怖いので、早急に捨てて楽になろうといます。
つまり、この世界に対して臆病になり過ぎて、前に進む勇気が無いというのが下側に行く人の特徴です。
もっと言えば世界に縛られた人が下側に行く人です。
逆に世界から自由になった人は上側に行く人です。
自由からの逃走
ポイントはこの「自由」になれるかどうかです。
上側の人は正に自由に生きれる人で、下側の人は不自由に生きる人と言えるのですが、多くの人は後者の道を歩んでしまいます。
何故なら自由に生きるのは孤独だからです。
誰にも縛られずに自由に生きるとは、周りから切り離されるという事です。
皆と同じでは無くなっていくのですから、それは孤独と表裏一体なのです。
ただ、人間は普通その孤独に耐えられません。
寂しいのは嫌なんです。
だから自由から逃走し、勝手に奴隷になりたがります。
これが多くの人が下側に行ってしまうメカニズムです。
では、ここを乗り越えるにはどうすればいいのか?
結論から言えば、それは他者貢献だと思っています。
他者に貢献し、自分の価値を信じられた時、人は自分の力で歩く勇気を持てます。
孤独で暗い世界でも、ライトを持って自らの足で歩いていけるようになるのです。
僕自身、起業当初は恐怖に苛まれて、全く動けなくなった時期がありました。
ダークサイドに飲み込まれそうな事もありました。
しかし、その時に自分を救ってくれたのは、お客様からのメールでした。
自分の提供したもので誰かが喜んでくれた時、それは人間に大きな勇気を与えてくれます。
そう言えば、昔7万円のミキサーを買うか迷っていた時、購入の決め手となったのはやはり貢献の気持ちでした。
さすがに健康オタクでも7万円は躊躇します。
でもこのミキサーを買えば色んな実験ができるし、そこで学んだ情報を発信していけばきっと誰かの役に立つはず、という気持ちが後押しとなり、購入という行動に行きつく事が出来ました。
そして、そのミキサーは今実際に仕事で役に立ち、ブログのネタになったり、コンサル時のレシピ提案などで大いに力を発揮してくれています。
二極化の上側へ行くために
大切なのは、孤独で暗い世界を自由に歩いていける勇気を獲得するために、他者に貢献し続ける事です。
どうやって貢献していくかと言えば、それはいつも言っている通りで、自分のユニークな部分を見つけて、それを世界に示す事です。
自分にしかできない事を明確にして、正しい形で公開していけば、必ずそれを必要とする人が集まります。
それがビジネスになるのかボランティアになるのかはやり方次第ですが、いずれにせよ他者貢献により、この世界を自由に動ける勇気が得られるのです。
そうなれば世界の暗闇に飲まれる事なく、二極化の上側に行けると思います。
せっかくこの世に生まれたのですから、人生は楽しい方がいいに決まってます。
二極化の下側で埋もれて窮屈に生きるのではなく、上側で自由に楽しく生きていきたいものだと思います。
そのためには、できるだけ早く自分を見つめ直し、他人に貢献する存在になれるよう日々努力していくべきだと考えています。
という事で、今日は世界で進む二極化というテーマを使って、窮屈な人から自由な人になる方法をお伝えしてみました。
メルマガではこういう内容もお伝えしていますので、興味あれば登録してみて下さい。
なんでもないコメント1つが凄く力になる。
他者貢献は「聞き上手」の記事の「擦り合わせ」にも通じるお話ですね。
自分がキツい時ほど人をモノ扱いしがちですが、そういう時こそ戒めていきたいです。
二極化の下の方でも楽しく暮らすことは出来そう(町内会の役員とか)だなとは感じました。
こちらから返せる「反」は、以上です(笑)
更新、楽しみにしています。