体調不良が一向に治まらない…
こんな相談を受ける事があります。
例えば、腸内洗浄したのにアトピーが治らない…
毎日鼻うがいをしているのに花粉症が治らない…
食べ物に気を遣っているのに慢性頭痛が治らない…
など、主にアレルギーや慢性病の類が多いですが、健康法と呼ばれるものを取り入れているにも関わらず、そういった症状がなかなか治まらないというものです。
これに対して1つ考えられるのは、食生活に思わぬ穴があるという事です。
例えば、電磁波、洗剤、歯の詰め物、シャワーヘッドなどが盲点になりがちですが、これらが原因になっている可能性があります。
電磁波は以前の記事でも詳しく書いた通りですが、電子レンジ、暖房器具、携帯電話などはモロにアレルギー反応を起こす事があります。
合成洗剤も角質を破壊して体内に有害物質を押し込み、それが慢性疲労や頭痛を起こす事が考えられます。
歯の詰め物の水銀アマルガムが溶け出してそれが悪さをしている事もあります。
水銀でなくても金属の詰め物が電磁波を受けて自律神経を狂わせてしまう事だってあります。
特に、上下向かい合った状態で金属があると、噛み合わせ時に微弱の電磁波が発生する事が確認されています。
シャワーヘッドは動画でも紹介しましたが、大量の塩素が入り込み、それが血液に乗って全身に悪影響を及ぼす事があります。
いくら腸内環境を整えても、上咽頭を洗浄しても、少食を心掛けて野菜や果物中心の食事をしていても、こうした食生活の穴が原因で治らない事はあるのです。
勿論、これらに気を遣わずとも健康的に過ごせてしまう人達もたくさんいます。
人間には個性があり、得意不得意がありますからダメージを受ける程度も人それぞれだからです。
電磁波に強い人もいれば、化学物質に強い人もいれば、金属に強い人もいれば、塩素に強い人もいます。
逆にそれぞれに弱い人もいれば、全部に弱い人もいます。
実はプロテインがダメだったという人もいます。
人間関係のストレスが原因だった人もいます。
1日1杯のお酒が悪さをしている場合もあります。
ここは1つずつ潰していくしかわからないのですが、いずれにせよ、何かしら思わぬ穴が悪さをしている可能性があるという事です。
最も厄介なのは自分が良いと思っているのに実は悪かったというような生活習慣なのですが、これは勉強して気付いていくしかありません。
真の原因
ただもう1つ考えられる原因があります。
食生活の穴も気を付けて欲しい事ですが、実はこちらの方が重要な気がしています。
消えない症状の真の原因はこれではないかと思うのです。
それが今日のメインの話になるのですが、「病の潜在化」というものです。
潜在とは、表面には表れず内に潜んで存在する事ですが、現代人は病が潜在化してしまっている事がよくあります。
これはどういう事か?
僕達は小さい頃から西洋医学の薬で症状を無理矢理抑え続けてきた経験があります。
熱が上がったら解熱剤を飲み、
下痢になったら下痢止めを飲み、
鼻水が止まらないと鼻炎薬を飲み、
アトピーになったらステロイドを飲み、
ほとんどの人が経験している事だと思いますが、こうやって対症療法的に症状を抑え続けてきました。
しかし、これが病を潜在化させてしまうのです。
症状を抑えるという事は完全に治癒されてハッピーになるという事ではありません。
イメージ的には内側に押し込んでしまう感じで、病を内部に潜り込ませてしまうのです。
言ってみれば、臭い物には蓋です。
しかし、臭い物に蓋をするというのは根本的解決にはなっておらず、必ず後で問題を起こします。
それが今現れている症状です。
小さい頃から西洋医学で抑えこんできた症状がぶり返しているのです。
わかりやすく言えば、ツケを払っている感じでしょうか。
昔借金したのを「そろそろ返せ」と迫られているのです。
そのツケを全部払い終えるまで症状は治まりません。
しかも借金には利子が付きものですから、以前よりもボリュームが大きくなっており、チャラにするのはなかなか大変なのです。
そう考えてみると薬は本当に厄介です。
西洋医学でよく問題にされるのは副作用で自己治癒力を無くしてしまう事だと思います。
しかし、それだけで無く、病の潜在化という非常に面倒な状態を作ってしまうのです。
薬だけでなく栄養剤なども同じです。
例えば、疲れた時に栄養ドリンクを飲むと一時的に体を騙して疲れを消してくれますが、これを繰り返すと後で慢性疲労になります。
疲労という症状が潜在化して積み重なり、後で慢性的にぶり返してくるのです。
今出ている症状は、過去の病と密接に関係している可能性があります。
過去は無かった事にはできません。
過去は凝縮されて現在に現れています。
過去とも向き合って、懺悔するつもりで今を頑張らねばいけないという事です。
症状を解放する
では一体何をどう頑張ればいいのか?
一番簡単なのは、症状をもっと出してやる事です。
病が潜在化してそのツケを払っている状態なのだから、いっそもっと症状を出して一気に借金を返してしまうのです。
微熱が続いているならとことん熱を上げる。
吹き出物が出ているならもっと出してやる。
鼻水が止まらないのなら出尽くすまで出す。
こうやって症状を出し切る事です。
症状とは排便みたいなもので、不必要で有毒なものを外に出そうとする試みです。
ですから、それを無理に抑えようとせずに逆にどんどん出してしまうのが一番良いのです。
赤ちゃんが泣きわめくとの一緒です。
赤ちゃんはストレスを抱えるとすぐに泣きますが、その後はスッキリした顔でグッスリ眠ると思います。
泣くという行為でストレスを外部に発散して潜在化を防ぎ、正常な状態に戻っているのです。
具体的にはどういう方法が考えられるかと言えば、一種の同種療法的なものが良いと思っています。
同種療法とは西洋医学の対症療法とは真逆の事で、症状に対抗するのではなく、症状に付き添っていくような方法です。
例えば、風邪が続いている時、対症療法では服を着込んで体を暖かくしますが、同種療法的には逆に裸になってしまうのです。
凍えて風邪の症状をどんどん出してやる事で内部に潜在化した病を解放していきます。
これは免疫学的に言えば、体を冷やす事で恒常性機能を利用して逆に体温を上げ、その結果免疫が活発になるという事です。
症状と同種の事物を活用する事により、症状を出し来ってやるのが同種療法です。
暑い時にカレーを食べるのと似ています。
以前、交感神経寄りな人はリラックスしようとするのではなく、逆に筋トレなどでもっと興奮させると、反動で副交感神経に傾くと言いましたが、これも同じ事です。
慢性疲労も疲れを取ろうとするのではなく、運動などでもっと疲れてしまう事により逆に回復してくる事もあるわけです。
そういう意味では「毒を持って毒を制す」という治療と言えるかもしれません。
医療としてはホメオパシーが有名です。
ホメオパシーは症状を悪化させてしまうような毒物を天文学的数値で希釈したレメディなるものを服用させて病を治癒させる医療です。
Homoeopathy=homo(同じような)+pathy(病気)であって、日本では同種療法と訳されています。
ホメオパシーで治療すると以前に対症療法で治した症状がぶり返す事が多いというのはよく聞きます。
僕自身は気になる症状が無いので実験できていませんが、次に何かしら病状が出た時は試してみたいと思っています。
自分自身で潜在化する症状を出し切るのが難しい場合、ホメオパシー医療に頼るのも1つの手だと思うのです。
ちなみにワクチンも同種療法的な手段ですが、こちらは毒の要素が強過ぎるので危険だと思います。
いくらなんでも劇薬を入れるのはやり過ぎです。
しかも現在のワクチンは添加物も酷いですし。
感情も解放する
話を戻しますが、この病の潜在化の治療に関して付け加えて説明しておきたい事があります。
それは肉体的な症状を解放するだけでなく、感情的な症状の解放も考えて欲しいという事です。
例えば、過去のトラウマなどと向き合って感情を解放する事より、抑圧されていたストレスが抜けて症状が消える事もあります。
感情を出す事で肉体の症状が治る事もあるのです。
EDのような精神的な側面の強い症状は特にその傾向が強いように思います。
感情の話をし出すと怪しげな精神論だとバカにする人もいますが、生理学的にも感情は肉体と密接に繋がりがあります。
特に脳幹とは関係が深い事がわかっており、そこから自律神経を通して内臓とも連携しています。
緊張するとお腹が痛くなる人もいますし、「怒りではらわたが煮えくり返る」なんて言葉もある通り、感情と内臓は関連性が深いのです。
ですから負の感情を表に出してやるのは大切です。
先程話した赤ちゃんが泣き叫ぶという行為も感情を出し切るという意味では非常に優れています。
泣きたい時には泣く、悲しい時には悲しむ、落ち込みたい時には落ち込む、凹んだ時は凹む、こうやって素直に感情を出してやるのです。
現代では泣くのは格好悪いとか、無理にでも笑えとか、妙なポジティブシンキングが流行したせいで感情を殺しがちですが、もっと出すべきです。
抑えたものは必ずどこかから出て行こうとするわけで、実は悪夢もその1つだったりします。
時折、悪い夢にうなされて困っている人がいますが、それは過去に感情を押し殺し過ぎたせいだと思います。
起きている世界では感情を出させてもらえないのでせめて夢の中で吐き出して楽になろうとしているのです。
実際、悪い夢を見た後に体調が回復する事は多々あります。
夢で思い出して感情が明るみに出た事により、そのエネルギーが失われたのです。
そう考えると、悪夢を見るというのはむしろ良い事で正常な肉体のバランスを取ろうとしている行為とも言えます。
感情を殺し、悪夢さえ見れない状態が最悪です。
その場合の治療はかなり複雑化してくると思いますが、いずれにせよ、もっと症状を出すのが大切という事です。
という事で、長くなってきたので今日はこの辺にしますが、最後に今回の話を踏まえて考えて欲しい事があります。
全く症状が無い、健康体には2種類あるという事です。
1つは本当の健康体。
もう1つは病が潜在化した偽の健康体。
例えば喘息という症状に対して対症療法で育つと、喘息が全く無いけれど元気が無い人間になります。
逆に、同種療法的に対応していくと、喘息はたまに起きるけど元気な人間になります。
どちらが良いのか?どちらを選ぶのか?それはあなた次第です。
特にお子さんのいる方は考えて欲しいと思います。
それではまた。
PS:
大切な子どもの健康を考えられている方は、鬼畜の子育ても参考にしてみて下さい。
こんにちは。大変勉強になります。不潔の記事では全く同感です。私は石鹸を断って半年になりますが、今まで1ミリも疑わなかった物が悪いと知ってから、身の回りの全てを疑い出し、世の中に疑心暗鬼になりました。事実を知れば知るほどマイノリティになって行くのを感じ、妻を始め友人ですら変人扱いです。ですが、仙人さんのように我が道を歩けるよう、精神を鍛えたいと思います。
私は動悸、息切れ、胸の痛み、冷え症、口内のひどいベタつきで悩み自立神経失調症もしくはパニック障害の一種と心療内科で診断され、精神安定剤を服用しております。
大麻に関する記事を読み、麻の実ナッツとヘンプオイルを食して一気に冷え症が大幅に改善されましたが、他の症状には特に改善が見られません。そして大麻の記事を読む2ヶ月ほど前に
「断糖食」というものを知り、なんとか実践している最中です。
[荒木式 断糖 うつ病]で検索すると色々ページが見つかります。
これは糖質そのものを断つことであらゆる精神的疾患やアレルギー等を治療するというものです。
糖質がだめなので、米、玄米、パン、麺類、果物も食べてはだめ。
そしてなんと基本的に野菜もだめ。
肉と魚、卵、そして糖質の非常に低い野菜を選んで食べるという、極端にも思える治療方法です。
しかし、自分の症状には徐々に効果が出ています。
冷え症には効果がなかったので残念でしたけど。
ちなみに麻の実ナッツは非常に糖質が少ないので問題ないと思います。
今回の記事のように悩みの症状が消えてくれない
という方は、参考にしてみては如何でしょうか。
ただし、糖質がだめなので白米が大好きな私は
最初はものすごくつらかったです。
2ヶ月たった今ではほぼ食べてません。
でも肉は毎日でも食べていいので、
肉も大好きな自分にとっては救いでした。
2週間に一回くらいは白米を食べちゃいますけど、
それでも効果が徐々に出ています。