この件名を見て「えっ?バカなの?」と思った人は結構多いかもしれません。
健康情報を配信しているブログの癖して煙草を庇うとは何を血迷ったのかと。
この前は大麻が体に良いなんて言い出すし、コイツ完全に破綻してるなと思われた方もいると思います。
確かに煙草の被害はありとあらゆるところで指摘されています。
癌の危険性とか副流煙の被害とか、煙草のパッケージにすら掲載されていて、その悪役っぷりは凄まじいものがあります。
合法なので大麻程ではないですが、相当なレッテルが貼られていると思います。
でも、実は煙草は言う程体に悪くありません。
世間で騒ぐ程の悪者では無いのです。
誤解しないで欲しいのですが、煙草が体に良いと言っているわけではありません。
確かに健康被害はあるし、吸わないにこした事はないでしょう。
でも、世間が思っている程は悪くないし、実は隠れたメリットなどもあります。
その点を踏まえ、今では僕は煙草を完全に敵視しておらず、全員に禁煙しなさいというつもりはありません。
むしろ禁煙してストレスを溜め込み、暴飲暴食したり、抗鬱剤のお世話になる位なら煙草を吸っていた方が良いと思っています。
こんな事を言うと神経質な人は怒るかもしれませんが、様々な調査をした結果、そういう考えに落ち着いています。
そんなわけで今回は喫煙者のための健康法として、煙草の取扱説明書を記してみたいと思っています。
僕が知る限り、「健康志向だけど、煙草だけは止められない」という人は案外多いです。
矛盾するように感じるかもしれませんが、健康的なライフスタイルを目指している喫煙者というのはそれなりにいるのです。
そして、そんな方達に向かって頭を抑えつけて「いいから止めろ」と言うのは乱暴過ぎる気がしています。
彼らの中には酒が飲めずにストレス発散できない方も多く、そんなストレスの逃げ場を無くすのはむしろ危険と感じます。
せっかく健康思考で向かう先は同じなのだから、敵対せずに歩み寄って考えていきたいと思うのです。
「煙草は全く吸わないよ」という方は今回の内容に興味が持てないかもしれませんが、これを知ると周りの喫煙者へのアプローチが変わってきます。
的確なアドバイスなどもできるようになるし、配慮が生まれて人間関係の向上にもなると思うので、良かったら読んでみて下さい。
肺癌の真実
まず最初に重大な事実をお話します。
これはセミナーではザックリ話した事がありますが、煙草の吸い過ぎで肺癌になる事はありません。
こんな事を言うと、「ウソ付け、そんなわけないだろう、アホボケ」と言われるかもしれませんが、本当です。
煙草の一番の害は肺癌と言われていて、あらゆる媒体でその危険性が示唆されていますが、それは事実とは異なるのです。
これを納得させるのにあたって、一部の科学者の間では有名な参考データがあります。
日本では1966年以降、禁煙運動が盛んに行われ、喫煙者は右肩下がりに減少してその割合は半分にまで減りました。
が、一方で肺癌による死亡者数は5倍になっています。
喫煙率が半分になり、肺癌率が5倍に上がっているのです。
勿論、癌の要因は煙草だけではありませんから、これだけで煙草が肺癌に関係無いと言い切れるわけではありません。
ただ、こういう事実がある事は確かであって、昨今言われる肺癌と煙草の関係性をゆるがす材料の1つになるわけです。
ではそんなザックリとした統計ではなく、具体的な実験データとしてどうなのかと言うと、やはり肺癌と煙草の関係性は非常に薄いです。
凄く複雑なデータなのでここでは詳細は見せませんが、煙草で肺癌になる可能性は低いという結果が出ています。
正確に言うと、少しだけリスクは上がります。
ただ、その割合は約0.025%です。
現在では煙草を吸うと肺癌のリスクが4~5倍になると言われていますが、実際のところは0.025%でほぼゼロに等しいのです。
もっと言うと、女性の場合、煙草と肺癌の関係は一層薄くなる事もわかっています。
男性でも肺癌になる確率は極めて低いのですが、女性においては更に低くなるのです。
何でこんな嘘がまかり通っているかと言えば、それは大麻と同じで煙草が悪者である必要があるからです。
敢えて誰がとは言いませんが、その都合によりデータが巧みに捏造され、肺癌になりますよという「設定」がなされているに過ぎません。
実際、免疫学の世界的権威である順天堂大学医学部教授がこんな事を言っています。
「禁煙してもしなくても、寿命は変わらない」
これは煙草の煙が適度な刺激となって免疫を上げるという発想なのですが、その裏には煙草の危険性を否定している事が伺えます。
ここまでの話だけでも煙草の害が言う程では無い事がわかると思いますが、ついでに言うと副流煙の害もほぼありません。
スペースの関係でここでは詳しく触れませんが、副流煙を吸う事による非喫煙者の被害もゼロに近い事が科学的な検証でわかっています。
これもデータの捏造に過ぎなかったのです。
煙草の歴史
そもそも煙草は自然な植物であって、伝統的に使われてきた背景があります。
インカやマヤなどの古代文明では神へ備える儀式に用いられていました。
自然を愛するアイヌやインディアンの人々も煙草を愛好していた事は以前も言った通りです。
そう言えば面白いデータがあって、世界的に煙草を好む民族は争いを好まず、逆に煙草を嫌う民族は争いを好む傾向がある事がわかっています。
実際、アイヌ民族は歴史上で一度も争った事が無い稀有な存在として有名です。
日本人が攻め込んだ時に戦った事はありますが、アイヌ人同士で戦った記録は無いのです。
アイヌ同様、インディアンも非常に友好的な民族として知られています。
そして、彼らは煙草を嫌う欧米諸国に滅ぼされ、「何故か」その欧米諸国の方には肺癌が多いという。
もう少し言うと、我々日本人にしてみても、江戸時代には煙草は人気がありました。
この時代は武家政権ですが、一度も海外へ侵略戦争をした事が無く、270年に渡って平和が続いた時代でもあったのです。
煙草に何故このような平和効果があるかと言えば、今のところわかっているのは脳内物質のセロトニンやドーパミンの力を補うためです。
簡単に言えばセロトニンは幸福感をもたらすもの、ドーパミンは意欲をもたらすものになるのですが、煙草はこれらを上手く調整する力があるのです。
そう言う意味において、煙草は抗鬱剤の代わりになるし、副作用が極めて強い西洋医学の薬剤を飲む位ならば、煙草を吸っていた方が良いとも思っているのです。
煙草のデメリット
この話を聞くと、「じゃあ煙草ガンガン吸っちゃおう!」と思うかもしれませんが、それは待って下さい。
最初にも言った通り、煙草は吸わないにこした事はありません。
ちゃんとデメリットもあるからです。
ではどんな悪い事が起こるかと言えば、COPDになる可能性が上がると言われています。
これは慢性閉塞肺疾患と言って、肺の中に炎症が起こり、空気の流れが悪くなる病気ですが、原因はほぼ煙草です。
重症化すると日常生活が困難になり、死亡するリスクも発生します。
特に女性の方が重症化しやすい傾向があるので、女性の喫煙者は吸い過ぎに注意が必要です。
蛇足ですが、禁煙運動の扇動キャンペーンとして肺癌と副流煙の次は、このCOPDが取り上げられるのでは無いかと考えている方もいます。
その時にも様々な捏造が行われるかもしれませんが、変な数字のトリックには騙されないようにして下さい。
煙草のトリセツ
話を戻しますが、ともかく煙草は言う程悪くないけど、ちゃんと害もあるので考えて吸いましょうという事です。
ではどんなルールで煙草を吸えばいいのか?
まず大事なのは煙草の質です。
煙草は無添加の物を選んだ方が良いと思います。
多くの人が吸っている煙草は自然の葉っぱだけでなく、合成添加物が山のように入っています。
JTのウェブサイトを見ればすぐにわかりますが、香料、結合剤、保存料、乳化剤、酸化防止剤などケミカルなものがズラリ。
中には煙草の喉ごしやキックの効果を左右して、依存性を強化するものもあります。
それと、これは個人的に実験してわかりましたが、無添加の煙草は吸った時にだけ燃えるのに対し、普通の煙草は吸わないでも燃え続けます。
喫煙者でも知らない方が多い事実と思いますが、本物の煙草は口に付けて吸った時にしか燃えません。
ですので、灰になるスピードが非常に遅く、1本吸い終わるのに約10分はかかります。
一方、普通の煙草は口から離した時にもずっと燃え続けるので灰になるスピードが速く、約5分で1本が終わってしまいます。
つまり、普通の煙草は消費スピードが2倍になるのです。
利益を上げるための戦略なのかもしれませんが、これはなかなか嫌な仕組みですよね。
添加物で依存性を強められて消費サイクルを2倍にされて、金と健康を延々とむしり取られていくのです。
ですから、煙草は無添加にした方が良いと思います。
合成添加物の害を避けられますし、消費本数自体を抑える事ができるはずです。
そうそう、煙草に関しては酒との付き合い方が大事です。
セットで嗜まれている方も多く、最悪の組み合わせなどと言われていますが、僕はそれには余り反対しません。
というのも、酒と煙草は真逆の作用があって、中和できる可能性を持っているからです。
酒は気分をハイにするアッパーです。
一方で煙草は気分を鎮めるダウナーです。
酒を飲み過ぎるとハイになって喧嘩する人がいますが、煙草を吸い過ぎてケンカする人はいません。
インディアンやアイヌの話からもわかる通り、煙草は平和的な作用があるのです。
ですから、酒を飲んでハイになった危険人物が、煙草で溜飲を下げるのは有りだと思っています。
そうする事で争いを減らせるかもしれないからです。
とは言え、酒と煙草を交互に取り続けてしまうのは、やはり内臓にとっては負担が大き過ぎます。
そこで、酒と煙草のどちらもやりたい場合、酒を飲み終えて、締めとして煙草を1本吸って下さい。
そうする事でハイになった気持ちが完全に落ち着いてその日を終える事ができると思います。
気分がダウンして締めのラーメンといった事も防ぎやすく、これが賢い酒と煙草の付き合い方だと思っています。
話が前後してしまいますが、煙草の本数はできれば1日2本までに抑えたいところです。
ニコチン分解酵素の強さにもよるのですが、2本であればまず健康被害は起こらないと思います。
COPDになる事もないでしょう。
個人的に良いと思うのは夜落ち着いた時に1本、後は好きな時間に1本吸うのがバランスが取れていると思っています。
それから、副流煙がいくら問題無いと言っても、煙の匂いを嫌がる人はたくさんいます。
これは単純に人間関係を悪化させる原因になるので、できれば煙草は一人で吸いましょう。
一人で吸う分には自分にも他人にも迷惑がかかりません。
という事で最後に纏めておきます。
- 無添加の煙草を選ぶ
- 本数は1日2本、飲酒時は締めに1本のみ
- 孤独に吸う
以上、煙草の取り扱い説明書でした。
はじめまして、
クロダというものです。
掲載されているグラフが、ちょっと気になったといいますか、明確に使い方間違えているので、お邪魔いたします。
このグラフ。喫煙者数は割合表示なのに、肺癌による死亡者数を割合表示していないのは何故でしょう。
これでは比較検証出来ないので、無意味な可視化表現です。グラフはキチンと比較可能な単位で並べてあげないと、頓珍漢な結果が出てしまいます。間違ったフォームで筋トレしているようなものです。
加えて、日本は過去の人口増加と急激な高齢化の合わせ技によって、死者数は年々増加しています。また、高齢者になれば当然のこと癌発症率は高まります。
このグラフはその点も欠落していると考えます。
つまり、グラフ化する前にしなければいけないデータ整理をしていない、かなり恣意的なグラフです。
人を騙す悪意すら感じます(ブログ主様を指して言っているのではありません。これは統計知識が無いと騙されてしまうトリックです。ブログ主様は被害者かと思います)。
さて、気になったので、調べてみました。
一般的にはこの場合、年齢調整死亡率というものを用いるみたいです。確認しましたが、少なくともそのまま人数を載せるよりは妥当な計算内容だと思います。
これを適用した場合、肺癌による死亡率は1990年代で減少に転じています。多分。
計算ミスってたらご免なさい。
私は医学博士ではないので、肺癌と喫煙の関係性事態の本当のところはわかりません。そもそも喫煙しないので、興味がありません。そこには議論を持ちません。
しかし、私は工学系の研究者です。このめちゃくちゃなグラフについては、どうかと思います。
出来れば、少しばかりデータを扱うことに慎重になっていただきたく、長文となりました。
以上です。
たかさん
風邪ひいてる人の隣にいてすぐに風邪がうつる人、平気でぴんぴんしてる人いますよね?前者と同意義なんじゃないですか?
牛乳で腹下す人、いくらでものめる人いますよね?前者と同意義なんじゃないですか?
すべて外的要因だとおもったら大間違いってことです。
タバコを吸ってる人と同席すると、どうしても喉を痛めてしまいます。それは何故ですか?タバコに害がない(少ないなら説明して下さい。
タイに仕事で滞在していたときに、休みの日に、射撃場で拳銃を撃つ体験ツアーに行ったことがありまして、そのときに居合わせた他の客に、タバコ産業に勤めているオランダ人がいました。彼は、袋に入ったタバコの葉っぱを紙で巻いて、フィルター無しで吸っていました。
射撃場に行くと、弾丸は火薬なので、当然喫煙は禁止です。そして、オランダ人は全く的に弾が当たりません。タバコを吸えないと手が震えるのです。タイ人に「落ち着け」と言われていましたが、拳銃に緊張しているのではなく、ニコチン切れで手が震えていただけなのです。
帰りのタクシーでも、車内は禁煙なので、信号待ちで外に出てタバコを吸っているぐらいでした。
健康に害はないのかもしれませんが、タバコが切れるとどうしようもないのでは、生活に害がないとは言えませんね。
2017.7/5にコメントした人、グラフ読めないのですか?喫煙者率は1965年をピークに減少しているから20年後、30年後は1995年で過ぎてるんですけど、減少してないですよね。短絡過ぎるのは貴方では?
煙草を吸ったらすぐに癌になる訳ではありません。
20年、30年続けて発症するものです。
つまり今患者が増えてるのは20年、30年前の喫煙率バカ高かった時の影響では?
20年、30年後に患者が減ってるのであれば因果関係は立証されるのでは?
喫煙率減ってるのに患者は増えてる
だからタバコと癌の因果関係はないって…
短絡的すぎて話にぬりませんね
最近のタバコを吸う人に対しての世間の風当たりがとても強いので、タバコを吸っている私としては、なんだか胸が踊る記事であります。
1日2本。。。もらいタバコですね。
タバコは、落ち着かさる役目やインディアンのように争いをしない話などが『うん、うん』とすごい発見でした。
タバコを吸う環境はどんどん悪化しています。
まさにこれからは犯罪者あつかいにもなっていきそうな勢いですね。
いつもたのしく記事拝見しています。
おそらく武田邦彦先生の早死にしたくなければ〜、
を参照された記事と思われます。
武田先生のご提示されている統計ですが、相関関係の取れていないグラフを使っていたり、書籍で使用しているデータのソースを記載しなかったりと、学術的視点が著しく欠けていると指摘されています。
おヒマな時にでもエセ科学とか数字のマジック、スカパーのバズーカをYouTubeで見ると、もう少し理解が深まるかと。
これからも有益な情報期待しています。
タバコの話をしていたのでコメントします。
タバコは害が少ないは同意見です。しかしシガレットは違います。
シガレットは確実に体に悪いです。
私は喫煙者ですが本来の運良く私は本来のタバコしか吸っていませんでした。
他の喫煙者の方とは違い健康被害がなく、中毒性も低く息切れをしないのでなぜかな?っと思い調べてみれば私の吸っていた煙草は100%オーガニックのたばこでした。
現在では紙巻きはやめファインパイプを吸っています。
シガレットもさほど健康被害がないにしろ、オーガニックタバコとシガレットではコンビニ弁当と無添加の食事程差があるとおもいます。
はじめまして。
今回の記事を読ませていただきましたが私もタバコに関して吸わない方がいいとは思いますが、絶対禁煙した方がいいとは思いません。
同意する点が多かったのですが元喫煙者の私の経験上本数は1日2本、飲酒時は締めに1本のみこれは経験上ムリですね、タバコは普段から吸ってると癖になりますし、一人で仕事をしてない限り付き合いで一本なんてことも。
毎日2本で済ませられるようならやめた方が早いです。
取り扱い説明書として間違ってはいないとは思いますが厳しいかなと思います。
失礼します。