ハーブの危険性

食事

僕は最近ハーブを使わなくなりました。

数年前から僕を知っている人にこの話をすると必ず、「えー!!!!!」と驚かれると共に、「何で?どうして?」と質問攻めにされます。

確かに僕は一時期ハーブにハマっていました。

それはもう狂ったように飲んでいました。

海外にまで手を伸ばして大量のハーブを購入し、1日に数十種類も摂取し続けていました。

その名残は未だに冷蔵庫に残っていて、ブログのトップにも映っているこの画像のように、冷蔵庫の大半はハーブで埋まっています。

ハーブ

実際はこの写真の5倍位がまだ残っていますが、ウチを訪れた人からは大抵ビックリされます。

見方によっては変態扱いされる事もありますし、何か悪さしてるのではと容疑をかけられる事もあります。

それ程に心酔していたハーブだったのですが、今はほとんど使っていません。

使うべき特別な状況にならない限り、蓋を開ける事はありません。

何でそんな事になったのか?と言えば色々とパラダイムが変わったからで、聞かれた時もそう答えていたのですが、思えば余りに乱暴だった気がするので、今回はこの事に真剣に答えてみようかと思います。

ハーブオタクだった僕がハーブを止めた理由、そしてハーブの危険性についてです。

ハーブに興味ある方や実際使っている方にとっては何かしら勉強になる事があると思いますので、良かったら読んでみて下さい。

効果と反動

では始めますが、僕がハーブを止めた理由、それは一言で言うと「ワープ」になるからです。

ワープというのは今いる場所から別の場所へ瞬間的に移動してしまう裏技みたいなものですが、ハーブはこのワープ現象に似ています。

非常に強力で即効性が高く、体のネガティブな状況を一気にポジティブな状況に変えられる力があります。

経験者はわかると思いますが、本当に効果は凄いのです。

例えば、腸内洗浄系のハーブを使うと、下痢でも無いのに信じられない位に大量の便が出ます。

どこにそんなに入っていたんだと驚く程に猛烈に宿便を出してくれます。

ホルモン系のハーブを使えばやる気が漲ってモチベーションが一気に上がったりします。

男性ホルモンに作用するものを飲用すれば体脂肪がみるみる減っていったりしますし、僕の友人ではEDが治った人もいます。

免疫系のハーブを飲めば風邪はすぐに治ります。

繊維系のハーブを使えば、白米を食べても血糖値が上がらなくなって太らなくなります。

勿論、効果の大小は人によって違いますが、クオリティの高い本物のハーブに巡り合っていれば明らかに体が良くなるのがわかると思います。

「そんなに効果あるならいいじゃないですか?」と思われるかもしれませんが、その効果が問題なのです。

先程、ワープと表現しましたが、ハーブはその手軽さの割りに効果が高過ぎます。

努力無しで結果を出せてしまう裏技的な要素が強いのです。

しかし、努力をしないで楽して何かを得てしまうと、その反動が来るのはこの世の本質です。

宝くじに当たった人のほぼ全員が数年後に借金地獄に陥るのと同じで、ワープを使えば後でそのツケは必ず返ってくるのです。

具体的に言えば、ハーブを使い続ける事によって、ハーブ無しではその状況が維持できない依存型の体質になってしまう事があります。

例えば、腸内洗浄のハーブが無いとウンコが出なくなったり、男性ホルモンのハーブが無いとアソコが立たなくなったり、

はたまた、免疫のハーブが無いとすぐに風邪を引いたり、繊維のハーブが無いとすぐに太ってしまったり、そんな事が起こりえるのです。

これは一部のサプリや漢方にも言える事ですが、嫌な言い方をすると借金を作る事になります。

先に結果を受け取ってしまうために借金が出来て、後でそれを返すために苦労しなければなりません。

要は界王拳です。

瞬間的に戦闘力を大きく引き上げられますが、その数分後には反動で体が動かなくなるわけです。

ハーブと食べ物

だからこそ、ハーブというものは通常の食べ物とは区別されています。

食べ物である野菜も、ハーブである薬草も、どちらも植物と一言で括る事ができますが、実際には使い分けがされています。

その使い分け方は人によって微妙にズレますが、一応僕が考えている区分けをお伝えしておきましょう。

食べ物(野菜)とは、訴求効果は低いけど、反動のリスクがほぼ無いもの、一般的なホウレンソウ、キャベツ、ニンジンなどです。

ハーブ(薬草)とは、訴求効果が高いけど、反動のリスクが考えられるもの、有名どころで言えば、タンポポ、ヨモギ、センナなどです。

この特徴から考えられる事は、食べ物は毎日取り入れて良いもので、ハーブは緊急時などの特別な時に限って使用するものという事です。

食べ物は反動が少ないので毎日摂取しても構いません。

しかし、訴求効果が低いので、例えば病にかかった時など、自分の体を救ってくれる程の力を持っていません。

そこでハーブが出て来ます。

ハーブは訴求効果が高いので病などをすぐに治してくれて、緊急事態である状況から回復させてくれます。

ただし、反動リスクにより借金を抱える事になるので、毎日摂取するのは避けるべきという事になります。

そう言えばハーブの特徴として「味がマズイ」というものがありますが、そういう意味でも毎日摂取するものでは無いと思っています。

僕達人間は基本的に、必要な物は美味しく、リスクある物にはマズイと感じるように作られているので、マズイと感じるハーブを常用するのは危険性を孕むのです。

ちなみに、ニンニクやお茶などは食べ物とハーブの中間に位置していてどちらのカテゴリにも存在すると思いますが、これらは毎日食べてもいいけど、少量にすべきものです。

ニンニクなら1日1片、お茶なら1日1杯、この位の摂取量にすると健康を促進してくれます。

ハーブの仲間達

話ついでに言っておくと、煙草はハーブ扱いです。

煙草がハーブなんて言うと、健康志向の人に怒られそうですが、煙草は立派な植物で、ストレスを軽減し精神をリラックスさせてくれるという大きな訴求効果を持っています。

その効果のため、煙草好きだったインディアンやアイヌなどの民族は戦争をほとんどしなかったと分析している人もいるくらいです。

煙草は現代社会では酷く悪い物として取り上げられていますが、たまに吸う位ならハーブとしての良い恩恵を受ける事ができて、むしろ体に良いと言っても過言ではありません。

但し、以前にも言ったように煙草は依存性が強くたまに吸うというのがほぼ不可能なので、結果として吸わないにこした事は無いというのが僕の結論です。

更についでに言っておくと、近年流行しているアルカリイオン水、水素水と呼ばれるものも僕の中ではハーブ扱いです。

以前にも話した事がありますが、動物に普通の水とアルカリイオン水を用意すると、健常な動物は普通の水を、弱った動物はアルカリイオン水を選択する事がわかっています。

つまり、通常は普通の水を飲んで、病にかかた時など特別な時に限ってアルカリイオン水を飲むのが正しいのではというのが僕の考えです。

大切な事なのでこれも言っておこうと思いますが、ハーブのような薬用効果を不自然なまでに鋭利にしたのが西洋医学の薬です。

解熱剤、降圧剤、抗生物質など訴求効果は非常に高いですが、その分大きな副作用があるのはご承知の通りです。

抗癌剤やステロイド剤に至っては、その反動はもはや絶望的です。

こういうレベルのものは超超緊急時で無いと使用してはいけない代物です。

救急医療のような、今何とかしないと死んでしまうという場面でのみ使われるべきものと思っています。

しかし、現代では平然と毎日食べ物のように摂られていて、この状況には溜息が出るばかりなのです。

ハーブとの付き合い方

さて、脱線してしまったので話を戻しましょう。

ハーブは訴求効果が高いけど反動リスクがあるので、毎日摂取するのはいかがなものかという話をしていました。

これが、僕がハーブから距離を置き始めた理由なのですが、ちょっと勘違いして欲しくない事があります。

僕はハーブを否定していません。

悪いものだとも思っていません。

どちらかと言えば前向きに捉えていて、摂取するタイミングさえ間違えなければむしろ、素晴らしいものだと思っています。

今回の話を聞くと、今までハーブを使っていた人はガッカリして、使って来なかった人は喜んでしまうかもしれませんが、ハーブは使うべきです。

正確に言えば、上手に付き合っていくべきです。

例えば、年に数回デトックスのために利用したり、風邪の引き始めに使ったり、ストレス過多の時に飲用する事で、リスクを最小にしながら体調を万全の方向へ持っていく事ができます。

逆にハーブを利用しなければ、過剰な副作用を持つ西洋医学の世話になる事になってしまい、それこそ体がボロボロになっていく可能性が上がります。

そして、一度も使った事が無いという人は早急に体験しておく事をお勧めします。

特にデトックス関連。

現代社会は毒まみれで、僕達は半分腐っていますから、ハーブの力を利用して毒素を出してあげるべきです。

腸内洗浄は勿論、できれば肝臓と腎臓位まではやっておいた方が良いと思っています。

これは緊急対応なのでハーブを使って何も問題ありません。

その後で常飲しなければいいのです。

一応、初心者の方のために言っておきますが、ハーブは液状のチンキ剤か、乾燥させた状態のドライハーブが強力です。

最初にお見せした写真のものがチンキ剤というもので、ドライハーブはパウダーだったり木屑みたいな形をしています。

日本だとまだ認知度が低いですが、ネットでは普通に売られているので捜してみて下さい。

という事で、ハーブの危険性というタイトルなのに、最後はハーブを勧める内容になってしまいましたが、今日はこの辺で終わりたいと思います。

PS:

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コメント

    • リー&ミーママ
    • 2015.06.14 10:36am

    はじめまして。犬に対するハーブチンキ使用について不安があり「ハーブチンキ 副作用」検索でこちらにたどり着きました。ここで納得出来る答えが見つかり本当によかったです。ありがとうございます。犬のブログですが近々この記事をリンクさせてもらうことご了承下さったら幸いです。

    • 尾崎 雅典
    • 2014.07.30 4:11pm

    男性ホルモン、腸内洗浄のハーブのメーカー及び商品名を
    教えて頂けないですか。

    • リュウ
    • 2014.07.03 1:17am

    いつもブログ拝見しています。とても勉強になります。腸内洗浄や肝臓と腎臓のハーブは、どのようなものがお勧めでしょうか? 自分でも調べてみたんですが、初心者なのでよくわかりませんでした。黒羽根さんは、何を使ってらっしゃいますか?

    • リュウ
    • 2014.07.02 7:46am

    いつもブログ拝見しています。とても勉強になります。腸内洗浄や肝臓と腎臓のハーブは、どのようなものがお勧めでしょうか? 自分でも調べてみたんですが、初心者なのでよくわかりませんでした。黒羽根は、何を使ってらっしゃいますか?

黒羽根雄大黒羽根雄大

物理学専攻・元プログラマー、体を壊して仙人を目指す事になりました。

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