恐らく、多くの方が今回の件名を見てギョッとしたのでは無いかと思います。
健康を謳っているブログ内で大麻が素晴らしいなんて言うとは何事かと、目を血走らせている方もいるかもしれません。
とうとう黒羽根もハーブの食べ過ぎでラリッちゃったと呆れている人もいるのかなと思います。
日本人は「大麻」とか「マリファナ」に対して非常に強いアレルギーがあるので、こういう単語を出すだけで激しく反応します。
こんな図を見ただけで心拍数が上がる人もいるのではないでしょうか。
「大麻は依存性の強い薬物である」
「マリファナは人間を廃人に追い込む」
なんて事が言われますが、大麻に対してかなりネガティブなイメージが先行していますよね。
少し前にアメリカでマリファナが解禁されたニュースが流れた時も、信じられない気持ちで見ていた人が大半だと思うのです。
しかし、実は大麻は悪物ではありません。
むしろ、健康にとって素晴らしいものです。
大麻の成分は免疫と神経を強力にサポートして体の機能を底上げする力があります。
日本国内にいる方はほとんど知らない事ですが、世界では医療大麻の研究が着々と進められ、250以上の疾患に効果がある事も立証されています。
癌、糖尿病、アルツハイマー、てんかん、喘息など、様々な症状を治癒する事がどんどん証明されています。
大麻ほど素晴らしいものは無い、というのは少し大げさかもしれませんが、体にとって相当プラスな事は確かなのです。
そんなわけで、今回は多くの方が信じられないと思っている大麻の真相を話してみる事にします。
一応、僕も日本における麻の正式な学会に顔を出させてもらったりする事もあるので、信憑性のあるお話ができるかと思います。
「大麻、ダメ。ゼッタイ。」と考えを変えられない頭の固い人はこの先読まない方がいいと思いますが、真実を勉強したいと思っている方は読んでみて下さい。
大麻と麻薬
それでは始めていきたいと思いますが、最初にわかっておいて欲しい事があります。
大麻と麻薬は違います。
同じ「麻」という字が使われているので混同しがちなのですが、これらは全くの別物です。
そもそも麻薬の本来の字は「痲(シビれる)」薬であり、「麻(アサ)」とは何も関係が無いのです。
これは壮大なプロパガンダで一緒にされてしまったのですが、その辺りの陰謀系の話は今回は止めておきましょう。
ともかく、大麻は麻薬ではありません。
アヘンとかヘロインとかモルヒネとは別種だという事を理解して下さい。
それから、大麻は日本でも既に合法的に使われている事を知っておいて下さい。
正確に言うと、日本では「茎」と「種」の使用が認められており、茎は線維として、種は食用として普通に売られています。
更に少し遡ると、第二次世界大戦前までは「花」と「草」も含めて大麻の全ての部位が日本でも普通に使われていました。
江戸時代には喘息用の医薬品として使われていた事もわかっています。
また、大麻は麻という植物の仲間ですが、麻は日本の文化に完全に入り込んでいます。
例えば、七味唐辛子の麻の実がそうです。
或いは健康食品としては有名な亜麻仁もそうです。
亜麻仁油は僕のブログでもオメガ3を多量に含む健康食品として紹介した事があったと思います。
亜麻仁と言えば、優秀な食物繊維として有名なフラックスシード(亜麻仁の種)も同じです。
他に、お金の札も麻で作られていますし、神社のお札にも使われたりしています。
実は、日本は麻と馴染みが深いのです。
ちなみに、僕はプロテインとしてヘンププロテインをおススメしていますが、「ヘンプ」は麻の英名ですから、こちらも歴とした麻です。
中毒性の真実
さて、ここで重要なお話をしますが、大麻が悪者とされる大きな理由として中毒性が挙げられると思います。
一度やってしまうと手放せなくなってしまって廃人寸前まで追い込まれるというものです。
しかし、実は大麻の中毒性は大した事がなく、その強さは酒や煙草に比べて遥かに劣ります。
依存性について薬理学的な見解を言えば、アルコールがレベル3、ニコチンがレベル6に対し、マリファナはレベル1です。
禁断症状について言えば、アルコールがレベル6、ニコチンがレベル4に対し、マリファナはレベル1です。
かなり低い事がわかりますよね。
この強さはカフェインとほぼ同等であり、要はコーヒー程度の中毒性しか無いという事です。
中毒性の観点から危険順位を示すと、
ヘロイン≒酒>コカイン≒煙草>カフェイン≒大麻
という事になります。
そもそも大麻には致死量というものが無く、マリファナのやり過ぎで死んだ人はいません。
酒を飲み過ぎて死ぬ人は毎年大勢いるし、煙草も致死量がきちんと設定されていますが、大麻で死ぬ事は無いのです。
大麻が悪いなんて言う暇があったら、酒や煙草を止めなさいという事です。
蛇足ですが、個人的には大麻の中毒性は単純糖質よりも低いと思います。
客観的な薬理学のデータを見た事は無いのですが、ケーキ、コーラ、白米などの糖質の方が依存度が高い感覚があります。
これは以前、「3大依存」という記事を書いた通りですが、日本人は酒、煙草、糖分のいずれかに溺れています。
裏を返すとそれは、マリファナを追放した事によるツケ、副作用とも取れるのです。
大麻の大きなメリット
ここまでの話で大麻のアレルギーは大分ほぐれてきたと思いますので、少し込み入った話に入っていきましょう。
大麻には「カンナビノイド」というポリフェノール成分が含まれています。
この成分は今のところ85種類発見されていますが、その中で有名なものが2つあります。
「THC」と「CBD」です。
THCは所謂マリファナの主成分で、気分がハイになるやつです。
一般的に危険視されているものであり、法律で規制されている本体でもあります。
そしてもう1つのCBD、こちらが今回注目して欲しい薬用効果が非常に高いと言われている成分です。
日本を除く各先進国で研究が盛んに行われ次々と医療の分野に顔を出しています。
CBDは免疫細胞や神経細胞に受容体があり、そこに結合して白血球を活発にしてくれたり、神経バランスを整えてくれたりするのです。
そのため、免疫疾患系や神経系の病気に対して驚くほど高い効果を上げています。
江戸時代に喘息に使われていたと言いましたが、正に免疫疾患の治療になっていたのがわかります。
神経系でも痙攣、てんかん、認知症などの治療で絶大な効果を出している事がわかっています。
治療効果の範囲は極めて多岐に渡っており、成果が確認された疾患が毎日10本以上追加されているそうです。
そして、有害な副作用はほぼゼロです。
複数の論文において副作用レビューが行われ、動物とヒトに対して安全性が高い事が証明されています。
「本当にそんなに凄いのか?」と試してみたくなってくると思いますが、僕は実際にCBDを試してみた事があります。
当然、日本なので花や葉は使えず、茎と種から絞ったヘンプオイルというものです。
正式なものは日本ではまだ普及していませんが、(偽物はたくさんあるので注意)学会と繋がっている知人のルートから特別に仕入れさせてもらいました。
摂取すると、すぐに効果が現れました。
残念な事に僕は何の疾患も無い健康体なので症状が緩和される事は試せていないのですが、精神的な作用を確認できています。
これはどう言えばいいのか難しいのですが、「静かに酔っぱらう」という表現が一番近いかもしれません。
ハーブで言うとロベリアに近い感じなのですが、わかる人は少ないですよね。
すーっと気持ちが落ち着いてきて、物凄くリラックスした状態に入っていくのですが、神経に作用するというのが頷けます。
その後、仕事を始めると集中力が増していて、ノンストップで記事を一本書き上げる事ができました。
通常、僕はブログの記事を1つ書きあげるのに1日かかるのですが、だいたい半分位の時間で完成させる事ができたのです。
これはかなりの効果だと感じています。
恐らく自律神経のバランスが整えられて脳のストレスが緩和されたため、集中力を持続できたのではと思っています。
友人では不眠症が治ったという意見が相次いでいます。
年を重ねると寝つきが悪くなって眠りも浅くなりがちですが、ヘンプオイルを飲んだら速攻で睡眠状態に入る事ができ、しかも深く眠れて疲れが吹っ飛んだとの事でした。
多分、交感神経寄りになっていた自律神経が副交感神経寄りに修正されてリラックスモードに入ったためと思われます。
こう考えると、個人的には抗鬱剤や抗不安薬の代替として大いに活躍できると思っていますが、ここら辺もこれから症例が続々と出てくるでしょう。
いずれにせよ、CBDは健康効果がかなり高いと思います。
偉大なるバランス
ただ1つだけ勘違いして欲しくないのですが、大麻はCBDだけが素晴らしいわけではありません。
個人的にはTHCも含めたその他のカンナビノイドも全て重要だと思っています。
近年、世界中で大麻が緩和されてきた背景はCBDの薬用効果が大きいですが、それは大麻アレルギーの強い人々を納得させるための手段となっていたためです。
本当はTHCもその他の成分も大切なもので、全てが含まれている事でバランスが取れて、最高の効力を発揮してくれます。
「一物全体」という言葉がある通り、できれば全体で取るのが好ましいのです。
実際、麻はカンナビノイドに限らず、その他の栄養バランスも優れています。
ヘンププロテインがある事からわかる通り、タンパク源も含み、必須アミノ酸が全て入っています。
脂質もオメガ6とオメガ3が約3:1という理想的なバランスになっています。
ビタミン、ミネラル、食物繊維も豊富です。
そう考えると最高レベルの完全食とも言えるもので、全体を摂取するのが一番望ましいのです。
今は法律の関係で実践するのは難しいですが、CBDだけが素晴らしく他は全部ダメというわけでは無い事を知っておいてもらえたらと思います。
という事で大麻の真相でした。
PS:
大麻と同じように悪者にされてきたのが煙草です。
煙草は止めなくて良いを読むと真相がわかります。
>>thc
物は使い様。
明後日な方向に向けて特化した処理して摂取したらロクな結果にならんのはどれも一緒。
一般的に健康とされるビタミンCですら極端に濃縮して食べまくれば体調おかしくなりますよ。
日本は大麻に関して誤解(というか洗脳)されてる方が多いですね。
医療にも衣料にも食用にもエネルギーにも使える麻。
有効活用しない手はないはずですが、こんな雑草で病気が治ったりしたら毒薬で儲けてる方々からしたらさぞかしいい迷惑でしょう。石油利権も真っ青です。
とは言え米国では税金をかけて合法化したり医療で活用したりといった動きはあるようですが、何にせよ資本主義を続けている限りは大衆にとっては不便な事が多い社会には変わりないと思います。品種改悪や遺伝子組み換えされた麻も出回ってるようですし。
といいながら、大麻やってるやつと精神科の閉鎖病棟で会いました。言ってる内容は上記と同じ。22歳くらいだったが彼いわく『大麻ほどのスーパーフードはない』らしい。そうだよね、と話を合わせてる内に躁転。病院の仕組みを暴いたとかなんとかいいながら『みんな病気をばら蒔いてる』と言い出した。『それが(その症状が)大麻だから、そんなもん止めちまえ』と伝えた、その日の晩に病院内にパトワ語、だの自然を大切に、だの素人でもわかる内容が無い落書きをして保護室行き。親が呼ばれて看護師含めて事情説明。タバコに健康被害があることなんて誰でも知ってるのと同じくらい、大麻に躁転被害があることは誰でも知ってる。
とても、よくわかりやすく麻の効用を説明してありますね。ありがとうございます。ところで、医療大麻には、筋肉を弛緩させる効果がありますか?麻酔というくらいですから、痛みを軽減するということはつまり筋肉の緊張を解いて血流をよくすることなのかなと考えたのですが…。
人生を大麻の可能性に賭けたいと日々思っておりますが
どう行動してよいかわかりません。
アドレスしていただけたら嬉しいです。
ご検討宜しくお願い致します。
地方で医療職に就いている者ですが、
アルコールの恐ろしさはもう少し世間に広める必要があると思います。
大麻に関してはノーコメントですが、少なくともアルコールよりは安全だと断言でしますね。
アルコールの離脱症状で死ぬ人が毎年どれだけいることやら・・・
世の中 時の政府にマインドコントロールされているようだ
一度 悪と決めた事を事実 替える勇気が無い日本人 間違えを認めない日本の教育 優柔不断な性格な日本人は誰かが声を張り上げないと変わらない⁉かな
自重トレーニングをしていてこのサイトに漂着しましたが、大麻の記事があり驚きました。
大麻が悪者でないことを僕は知っています。
筋トレ例え話にすれば、一般人がプロテインをステロイドのようなものと思い込んでることと似ていますね。
大麻が元通りになれば、筋トレにも素晴らしい恵みがあるでしょうね。